World of Warplanes マップ攻略ブログ

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マップ攻略:周辺ミッション 苦境

1 はじめに

マップ攻略の第14回目、周辺ミッションの苦境です。
ティア2-6のマップです。ただし、ティア2がトップティアに来ることは無かったように思います(私の記憶が正しければ)。
ティア4-5以上は、マップの知識のほかにも機体性能の把握が重要になります。自分が使う機体とマッチングする機体の性能は、全て覚えましょう。

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図1 周辺ミッション 苦境

 

 2 マップの概要と攻略

2-1 攻略の概要

まずは攻略の考え方を確認しましょう。図2は拠点配置になります。

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図2 マップ概観

駐屯地が2個、空港が1個、合計3個の拠点があるマップです。駐屯地と空港だから拠点占領速度の勝負だろ、という見方も間違いではないと思います。ですが、基本的には2拠点を抑えることを考えましょう。多くの場合は、図3の2拠点を抑える状況から勝つパターンが多いと思います*1

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図3 目指すべき占領状況

空港と駐屯地を1個ずつでなくとも、駐屯地2個でも構いません。どの拠点も5秒間の維持で3ポイントの資源を取得できるといのは変わりません。ただし、空港が激戦区になりやすいため、空港を維持しておく方がパーソナルポイントは稼ぎやすいと思います*2

 

2-2 進軍ルート解説

それでは具体的な攻略に入ります。初動は図4のようになるかと思います。

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図4 初動
対空機体は薄い青、または赤で示した。対地機体は濃い青、またはオレンジで示した。

このマップ、対地機体の初動に選択の余地はありません。駐屯地に行ってください。北スタートのチームであれば北側の駐屯地が、南スタートのチームであれば南側の駐屯地が、移動距離を短くできます。対空機体は、足の速さによって拠点を選ぶと良いと思います。例えば、重戦闘機であれば駐屯地を占領後に空港に向かっても間に合う可能性がありますし、格闘機であれば初動で空港に向かって良いと思います*3。先にも書きましたが、このマップは空港が激戦区になる場合が多いです。拠点防衛に適性のある格闘機が空港を維持してあげると、対地機体や高速機体が拠点の占領を行いやすいと思います。

 

初動が終わった段階で、図5に示した占領状況のいづれかになっていることが多いと思います。

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図5 占領状況

それぞれを説明しますと、1は空港を北チームが占領し、駐屯地は両チームとも占領行動中の場合です。2は空港を南チームが占領し、駐屯地は両チームとも占領行動中の場合です。3は駐屯地を両チームともに1個ずつ占領し、空港は占領行動中の場合です。4は南スタートのチームが空港を含む2拠点占領した場合です。5は北スタートのチームが空港を含む2拠点を占領した場合です。
1と2の状況であれば、空港を維持しつつ占領が進んでいる駐屯地を占領すれば良いです。空港の維持と駐屯地の占領、どちらの戦線に加わるのかはマッチングや状況との相談になると思います。例えば、格闘機で駐屯地が占領出来そうな状況であれば自分は空港の維持でも良いですし、高速機を使っているのであれば駐屯地の占領に加わった後に空港防衛でも良いと思います(もちろん、空港をある程度防衛して残り1個の拠点を占領してしまっても良いです)。3の状況であれば、空港の援軍に間に合うようであれば空港で良いと思いますし、明らかに間に合わないようであれば相手に占領された駐屯地を取り返した方が良いと思います。問題は4と5の状況です。この状況であれば、空港を占領しているチームは空港から動く必要がありません。相手が空港にこだわってくれるのであれば空港で待っていれば相手はドンドン来るわけですから。その間に資源でリードを奪い、危なくなってきたら残りの駐屯地を占領しに行けば良いという状況に出来ています。
個人的にこのマップで一番やってはいけないと思うことは、空港を相手に取られたからと言ってひたすら空港に突っ込むことだと思います*4正直なところ、激戦区になっている状態を自分が打開できるなら、初めから空港は味方チームが占領出来ています。激戦区に何度も突っ込んで何度も撃墜される(=相手の占領状況維持に貢献する)よりも、どうすればそこが激戦区でなくなるのかを考えた方が建設的かと思います。「2-1 攻略の概要」にも書きましたが、各拠点から得られる資源を考えると、どの拠点も等価です。極端に言えば、空港だけ維持していても勝てません。相手に空港を取られたならば、駐屯地2個を占領することを考えましょう(図6)。試合終盤でも無い限り、相手は空港から動かざるを得ません。空港1個の維持では、駐屯地2個を維持したチームに、5秒で3ポイントずつ資源のリードを奪われることになります。

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図6 空港から相手を動かす
黄色で示した駐屯地2個を占領することを目指す。

空港を重視するプレイヤーとしては、「得られる資源量は駐屯地も空港も同じかもしれないが、空港はリスポーン地点にもなるしHP回復も出来る拠点だ。駐屯地と等価じゃないだろ。激戦区でも頑張って取る価値はある。」って反論されるかもしれません。その反論が言っている内容は間違いではありません。ただし、空港の機能を上手く使っていればという話になりますが。
まずは図7に示す通り、初期スポーン地点から駐屯地への距離を示す青色の両矢印と空港から駐屯地への距離を示す赤色の両矢印を比べた場合、明らかに赤矢印が短いです。

つまり、拠点移動の距離は短くなります。

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図7 拠点間の距離

ただし、激戦区になっている場所からリスポーンし、激戦区をスルーして駐屯地へ向かうのは非常に難しいです。特に足が遅い対地機体は移動距離を短くしたいものの、空港からリスポーンすると大体は捕捉されて駐屯地に付くまでに撃破されるか、駐屯地を占領するまで耐えるHPが残っていないという状況になってしまいます。対空機体は、空港からリスポーンして、そのまま空港で戦い始めるという場合が多いかと思います*5
逆に初期スポーン地点からのリスポーンだと、駐屯地まではフリーで向かうことができます。先に説明した通り、よほど駐屯地を占領するタイミングが遅くない限り、駐屯地2個を取られたら、空港から動かざるを得ないんです。そうしないと負けますから。繰り返しになりますが、空港を取り返したい場合は相手を空港から動かすことを考えるのが良いと思います。どちらのチームもマッチングする機体は12機で変わりません。激戦区があるということは、他の拠点には相手が少ないという事です。他のマップでも言えることですが、上手く状況を作っていきましょう。

ある程度の時間2拠点の維持が出来れば、試合終盤は1拠点維持で勝てるようになっているはずです。初動の後は、状況、資源量、占領している拠点の3つを総合的に見て戦いましょう。あくまでも2拠点の維持が目的です。その2拠点とは、例えば拠点にA、B、Cと名前を振った場合、ABでもACでもBCでも構いません。最初にABを占領したから、最後までABを維持しろという意味でもありません。あくまでも、相手よりも長くABかACかBCを占領している状況を作ろうという意味です。

 

2拠点占領維持の方針でプレイしたものがありましたので、実例として載せておきます。ご興味のある方はご覧ください。youtubeにてlive配信した内の1試合になります。再生ボタンを押すと、該当する試合からスタートするはずです。最初から再生されてしまう場合は、1:59:00までシークバーを進めてください。

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2-3 拠点の地上目標の配置

各拠点の地上目標の配置についてです。地上目標の種類ごとに色違いの枠で囲みました。攻略する際のご参考にどうぞ。
各拠点の画像は、図8の矢印を付けた方向から撮影しました。

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図8 撮影方向

・空港

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図9 空港の地上目標一覧

黄色が15ポイント、濃い青が15ポイント(低空用対空機銃)、薄い青が20ポイント(低空用対空機銃)、赤が35ポイント、緑が0ポイント(回復施設)です。合計で180ポイントですので、対地攻撃のみで占領するのは難しい拠点です。
また、回復施設は壊しても占領ポイントを得ることが出来ません。中立の時には壊す価値は無いです。

・駐屯地(北)

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図10 駐屯地(北)の地上目標一覧

薄い青が低高度用対空砲(20ポイント)、濃い青が高高度用対空砲(20ポイント)、緑がテント8個(20ポイント)、黄色がテント4個(15ポイント)、赤が30ポイント目標です。

 

・駐屯地(南)

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図11 駐屯地(南)の地上目標一覧

薄い青が低高度用対空砲(20ポイント)、濃い青が高高度用対空砲(20ポイント)、緑がテント8個(20ポイント)、黄色がテント4個(15ポイント)、赤が30ポイント目標です。

 

2-4 注意すべき機体

ティア5と6の注意すべき機体を書いておきます。プレイヤー操作であれば特に要注意です。ティア5と6は優秀な機体が多いため、覚える機体が多いです*6

ティア5

  1. SE 100 課金機体。火力に全振りした機体。特に後部機銃がヤバい。20ミリ1門だが、スキルや拡張パーツで強化すると射程1000mまで伸びる。かといって前方機銃も20ミリ4門なので火力が高い。機体性能はあまり高くないので、死角から仕掛けると良い。間違ってもHPが豊富に残っているコイツを後ろから追いかけてはいけない。
  2. Bf 109 E 高度、速度、火力ともに良好。瞬間火力は重戦闘機レベル。オーバーヒート自体は早い。高高度で戦うならば、全てのバランスが整っていて性能的な意味での死角が無い。また、スペシャリスト化するとエンジンに2個、機体に1個の強化パーツを装備可能。速度を上げながら旋回性能も上げるというビルドも可能。正直F型よりも使いやすい。
  3. Yak-7 射程900mの37ミリ砲が痛い。気づいてないところからやられる原因No.1。旋回性能も悪くない。ロケットは対地攻撃するには微妙な火力なので、空対空ロケットとして使用する人も居る。ただし、速度や最適高度はそれほど高くない。
  4. 日本機 低空旋回番長。間違っても真っ向勝負の低空旋回戦を仕掛けてはいけない。
  5. A6M3(exp.) 30ミリ2門装備のゼロ戦。通常ツリーのゼロ戦よりも0.1秒だけ旋回が遅いが、誤差。ティア5-6あたりの速度であれば、適当に撃っても30ミリがガシガシ当たるので注意。
  6. P-38F 速度、高度、火力とどれも良好。特に速度は上から数えた方が早いレベル。37ミリを当てれるかどうかが分かれ目。
  7. P-40 12.7ミリ6丁だが、継続火力が高い。Bf 109 Eよりも旋回性能が少し低く、高度性能も少し低い。ただし、重戦闘機で食いつかれた時の継続火力は厄介。こっちを頻繁に燃やしてくるので注意。
  8. XP-44 爆弾通り魔、または自衛機能付き低高度用高速爆撃機。ブースト時間も長く、ブーストさえ残っていれば無理矢理2000m付近も飛べてしまうし、600km/hを超える速度で移動する。スペシャリスト化して外部兵装の消耗品、スキルを取れば、50ポイントまでは爆弾1発で壊せる(ティアトップで当たった場合)。爆弾は2個装備しているが、40秒ちょっとでリロードする。中立の軍事基地、採掘施設ならコイツ一人で占領出来たりする。ただし、対空戦闘能力は低い。
  9. Hurricane II 20ミリ4門、リロードの早いロケット弾4発を装備してるヤバいやつ。XP-44とは異なり、対空戦闘能力も高い。ただしロールは遅いので、格闘戦出来る相手かどうかは選ばなきゃダメ。
  10. Spitfier I 中高度戦闘機。Bristol 146を順当に進化させた性能。ゼロ戦よりもこっちの方がしっくりくるという人も居る。
  11. Beaufighter 機体性能はそれほどでもないが、対地、対空ともに高火力。とくに旋回機銃は360度に撃てて攻撃力もある。
  12. Pe-2 BOT操作は脅威ではないが、爆弾4発搭載の爆撃機の扱い方がわかっているプレイヤーが使うと強い。ちなみに私は使ってないので、あくまでも相手にしたときの感想で書いている。
  13. IL-2 扱い方を知ってるプレイヤーが使うと強い。軍事基地、採掘施設、指令センター、駐屯地は、コイツに侵入されると1分持たずに占領される(占領妨害が無い場合)。後部機銃が無いのと遅いのがネック。

ティア6

  1. XP-54 イベント報酬機体。37ミリ2門に12.7ミリ2丁の装備だが、かなり良く当たる。そのうえ、曲がらないマルチロールより曲がる、加速がティア7レベル、最適速度が700km/hを超える、高度も上から数えた方が早いと、なんでティア7じゃないの?と不思議に思う機体。基本的にマラソンミッションをクリアした人が乗ってるので、中身も強いことが多い。
  2. F4U-1 20ミリ4門にロケット8発。速い、火力ある、当てやすいと結構良い機体。ついでにエンジンパワーも高いので、最適高度をオーバーしても直線飛行だけなら可能。降下して速度を乗せるためにも、無理矢理高度を取ってしまうのも手。
  3. Yak-9 Yak-7のティア6バージョン。見かけたら落としておくのが良い。
  4. Me 410 火力、速度、高度、どれをとっても非常に高い強力な機体。ティア6の重戦闘機はこれで良いんじゃないか?って機体だったのだが、その座をXP-54に奪われた。ただし、30ミリ2門、20ミリ2門、7.92ミリ2丁の火力は高い。ロケット弾を4発積んでいる分、XP-54よりは対応力があるとみることも出来る。
  5. Do 217 M 機体を使い捨てることになるが、低空爆撃すると強い。爆弾8発装備なので、空港と滑走路以外は1機で占領可能。
  6. Fw 190 A-5 マルチロール機と言い張っている重戦闘機。扱いも重戦闘機と同様で良い。対地兵装も40ポイントは取得できるだけ積んでいるため、対地攻撃も絡めて戦うと良い。速度保持は悪い。そして縦旋回が非常に遅い。
  7. Spit.V DB605 課金機体。ドイツに鹵獲されたSpitfier Vという設定。Spitfierの機体性能そのままに2000mまで上がれるようになった。ただし、エンジンがよく壊れる。1試合で2回、3回壊れることもある。
  8. Tornado 特別パイロットを乗せてると強い。ロケット弾は6発という微妙な数。全体的にHurricane IIの正当進化。
  9. Ki-102 57ミリ1門、20ミリ2門、爆弾2発。57ミリは高い確率でどこかしら壊してくるので注意。機動性はティア6重戦闘機で最高である(XP-54と同じ)。ちなみに、私は使ってないので相手にしたときの印象。
  10. A6M5 ティア6のゼロ戦。特別パイロットを乗せるとかなり強い。旋回性能をさらに上げるか、通常パイロットと同じ旋回性能で速度を上げている場合が多い。そもそも特別パイロット自体がマラソンミッションの報酬なので、クリアして取得した人が使っているというのもある。
  11. Ki-61 中高度機。1500mまでが最適高度。日本機だから高度上げれないだろうと思ってると痛い目にあう。機首装備なのもあるのか、20ミリの命中率が良い。ただし、特別パイロットを乗せたA6M5に食われた感はある。
  12. IL-2(t) IL-2に後部機銃が付いたバージョン。
  13. Pe-2 M-82 Pe-2の進化型。ソ連爆撃機は使用してないので、あくまでも相手にしたときの感想。
  14. La-5 中高度機。Spitfierよりも若干旋回性能は低いが、ロールが早い。武装も20ミリ3門ではあるが、十二分な火力がある。ここからのLa系の機体の特徴だが、最高最適高度を超えても性能の低下が緩やか。使ってみると意外と使いやすい。コイツにも特別パイロットがいる。

 

3 終わりに

今回はマップ「周辺ミッション 苦境」について考えてみました。どの拠点も5秒ごとに3ポイントの資源しかもらえません。相手よりも多い拠点数を長い時間維持しないと、資源量で差をつけることができないマップです。また、空港に意識を取られすぎて、気付いたら全ての拠点を占領しないと負けるという状況になっていることも少なくないマップです。基本的に数で負けている戦場で戦ったら負けるゲームです。状況を良く把握し、相手の少ないところを突いていきましょう。

 

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*1:このパターンだと、空港に籠っていても良い条件が整っているため、パーソナルポイントも稼ぎやすい。

*2:ただし、勝ち負けにパーソナルポイントは関係ない。

*3:もちろん、相手が多数いる空港を取り返せるほどのプレイスキルがあるなら、格闘機で駐屯地 → 空港もアリではある。

*4:自分の操作ミスで墜落した場合や、予期せぬ味方、相手との接触による撃墜、被撃墜などの事故で占領出来なかった場合は除く。

*5:空港を維持するためには、空港からリスポーンして空港で戦うのが正解だと思う。

*6:最低限、ここに挙げた機体は覚えた方が良い。一番良いのは、全部覚えること。