World of Warplanes マップ攻略ブログ

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マップ攻略:周辺ミッション 衝撃波

1 はじめに

マップ攻略の第15回目、周辺ミッションの衝撃波です。
ティア2-6のマップです。ただし、ティア2がトップティアに来ることは無かったように思います(私の記憶が正しければ)。
ティア4-5以上は、マップの知識のほかにも機体性能の把握が重要になります。自分が使う機体とマッチングする機体の性能は、全て覚えましょう。

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図1 周辺ミッション 衝撃波

 

 2 マップの概要と攻略

2-1 攻略の概要

まずは攻略の考え方を確認しましょう。図2は拠点配置になります。

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図2 マップ概観

軍事基地が2個、滑走路が1個、合計3個の拠点があるマップです。基本的には軍事基地2個を占領チームが有利になります。これは以前記事にした「焦土 砂漠の嵐」と同様です。この記事を読む前に、まずはそちらをご一読ください*1

。このため、占領を目指すべき拠点も攻略法も同じになります(図3)。

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図3 目指すべき占領状態

砂漠の嵐と異なるのは2点で、地形と中央の拠点です。まずは地形から。どういうことかといえば、図4左の紫で色を付けた部分は山になっています。この山の上で戦おうとすると、最高最適高度が1200mくらいは必要です*2

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図4 地形と進入路

図4左の通り、全ての拠点が山で囲われた盆地のような部分に存在しています。軍事基地の攻略には対地機体が欠かせませんが、高度を上げることが出来る爆撃機はともかく、攻撃機は非常に動き難いです。山を越えて軍事基地への最短ルートを通ると、そもそも足の遅い攻撃機や格闘機は到着が遅れます*3。逆に山の高いところを迂回して移動しようとすると、到着までにかなりの時間が掛かってしまいます。この点から見ると、図4右に示した通り、東側スタートのチームが若干有利です。初期スポーン地点から軍事基地に向かう場合、東側チームが軍事基地に向かう場合は山間を縫うように移動できるのに対し、赤チームが軍事基地に向かう場合は一度山越えが必要になります(図5)。

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図5 攻撃機の動き

オレンジの矢印が、西側スタートからの攻撃機の移動ルートになります。矢印を付けた部分の山は少しだけ低くなっています。また、初期スポーン地点から北の軍事基地に向かう場合は、完全に山を迂回するルートで入る場合もあります(状況次第)。このように、攻撃機が軍事基地に到着するのが遅れるマップです。このため、低高度機が相手攻撃機を撃墜して占領ポイントを稼ぐという手が使い難いです。


次に中央の拠点です(図6)。

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図6 中央の拠点

砂漠の嵐の場合、中央に配置されていたのは駐屯地でした。このため、軍事基地2個を占領した後は放っておいても駐屯地を占領してくれる状態でしたが、このマップは違います。中央が滑走路のため、対地攻撃のみで占領するのは不可能です*4滑走路を占領するためには対空戦闘が必ず必要になります。また、中央の滑走路は、攻撃機がリスポーンして軍事基地を取りに行くためには重要になります。滑走路からリスポーンすれば、攻撃機が山越えを行う必要がなくなります。ただし、このティア帯の攻撃機は自衛手段に乏しいです。確実に軍事基地に行って貰うためにも、対空機体(特に低高度機)の援護が必要になります*5

以上のことから、軍事基地2個を占領するのが目指すべき状況ですが、そのためには役割分担が重要になります。高高度を飛べる機体や対地機体はきっちり軍事基地を占領する、低高度しか飛べない機体は滑走路を占領後に臨機応変に動くということが重要になるマップです。TABキーとAltキーを活用して、状況を良く読みましょう。

 

2-2 進軍ルート解説

具体的な進軍ルートですが、「マップ攻略:焦土 砂漠の嵐」と同様になります。異なる点は前述したとおり、低高度機の動きのみです。このため、進軍ルート解説は省略します。このマップも真面目に書けとコメントで怒られたら書きますが、基本は同じです。役割分担と状況把握を意識しましょう。

 

2-3 拠点の地上目標の配置

各拠点の地上目標の配置についてです。地上目標の種類ごとに色違いの枠で囲みました。攻略する際のご参考にどうぞ。
各拠点の画像は、図7の矢印を付けた方向から撮影しました。

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図7 撮影方向

・滑走路

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図8 滑走路の地上目標一覧

黄色が15ポイント、濃い青が15ポイント(低高度用対空砲)、薄い青が20ポイントです。合計で110ポイントです。

・軍事基地(北)

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図9 軍事基地(北)の地上目標一覧

薄い青が低高度用対空砲(20ポイント)、濃い青が高高度用対空砲(20ポイント)、緑がテント8個(20ポイント)、赤色が80ポイント目標です。

 

・軍事基地(南)

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図10 軍事基地(南)の地上目標一覧

薄い青が低高度用対空砲(20ポイント)、濃い青が高高度用対空砲(20ポイント)、緑がテント8個(20ポイント)、赤色が80ポイント目標です。

 

2-4 注意すべき機体

ティア5と6の注意すべき機体を書いておきます。プレイヤー操作であれば特に要注意です。ティア5と6は優秀な機体が多いため、覚える機体が多いです*6

ティア5

  1. SE 100 課金機体。火力に全振りした機体。特に後部機銃がヤバい。20ミリ1門だが、スキルや拡張パーツで強化すると射程1000mまで伸びる。かといって前方機銃も20ミリ4門なので火力が高い。機体性能はあまり高くないので、死角から仕掛けると良い。間違ってもHPが豊富に残っているコイツを後ろから追いかけてはいけない。
  2. Bf 109 E 高度、速度、火力ともに良好。瞬間火力は重戦闘機レベル。オーバーヒート自体は早い。高高度で戦うならば、全てのバランスが整っていて性能的な意味での死角が無い。また、スペシャリスト化するとエンジンに2個、機体に1個の強化パーツを装備可能。速度を上げながら旋回性能も上げるというビルドも可能。正直F型よりも使いやすい。
  3. Yak-7 射程900mの37ミリ砲が痛い。気づいてないところからやられる原因No.1。旋回性能も悪くない。ロケットは対地攻撃するには微妙な火力なので、空対空ロケットとして使用する人も居る。ただし、速度や最適高度はそれほど高くない。
  4. 日本機 低空旋回番長。間違っても真っ向勝負の低空旋回戦を仕掛けてはいけない。
  5. A6M3(exp.) 30ミリ2門装備のゼロ戦。通常ツリーのゼロ戦よりも0.1秒だけ旋回が遅いが、誤差。ティア5-6あたりの速度であれば、適当に撃っても30ミリがガシガシ当たるので注意。
  6. P-38F 速度、高度、火力とどれも良好。特に速度は上から数えた方が早いレベル。37ミリを当てれるかどうかが分かれ目。
  7. P-40 12.7ミリ6丁だが、継続火力が高い。Bf 109 Eよりも旋回性能が少し低く、高度性能も少し低い。ただし、重戦闘機で食いつかれた時の継続火力は厄介。こっちを頻繁に燃やしてくるので注意。
  8. XP-44 爆弾通り魔、または自衛機能付き低高度用高速爆撃機。ブースト時間も長く、ブーストさえ残っていれば無理矢理2000m付近も飛べてしまうし、600km/hを超える速度で移動する。スペシャリスト化して外部兵装の消耗品、スキルを取れば、50ポイントまでは爆弾1発で壊せる(ティアトップで当たった場合)。爆弾は2個装備しているが、40秒ちょっとでリロードする。中立の軍事基地、採掘施設ならコイツ一人で占領出来たりする。ただし、対空戦闘能力は低い。
  9. Hurricane II 20ミリ4門、リロードの早いロケット弾4発を装備してるヤバいやつ。XP-44とは異なり、対空戦闘能力も高い。ただしロールは遅いので、格闘戦出来る相手かどうかは選ばなきゃダメ。
  10. Spitfier I 中高度戦闘機。Bristol 146を順当に進化させた性能。ゼロ戦よりもこっちの方がしっくりくるという人も居る。
  11. Beaufighter 機体性能はそれほどでもないが、対地、対空ともに高火力。とくに旋回機銃は360度に撃てて攻撃力もある。
  12. Pe-2 BOT操作は脅威ではないが、爆弾4発搭載の爆撃機の扱い方がわかっているプレイヤーが使うと強い。ちなみに私は使ってないので、あくまでも相手にしたときの感想で書いている。
  13. IL-2 扱い方を知ってるプレイヤーが使うと強い。軍事基地、採掘施設、指令センター、駐屯地は、コイツに侵入されると1分持たずに占領される(占領妨害が無い場合)。後部機銃が無いのと遅いのがネック。

ティア6

  1. XP-54 イベント報酬機体。37ミリ2門に12.7ミリ2丁の装備だが、かなり良く当たる。そのうえ、曲がらないマルチロールより曲がる、加速がティア7レベル、最適速度が700km/hを超える、高度も上から数えた方が早いと、なんでティア7じゃないの?と不思議に思う機体。基本的にマラソンミッションをクリアした人が乗ってるので、中身も強いことが多い。
  2. F4U-1 20ミリ4門にロケット8発。速い、火力ある、当てやすいと結構良い機体。ついでにエンジンパワーも高いので、最適高度をオーバーしても直線飛行だけなら可能。降下して速度を乗せるためにも、無理矢理高度を取ってしまうのも手。
  3. Yak-9 Yak-7のティア6バージョン。見かけたら落としておくのが良い。
  4. Me 410 火力、速度、高度、どれをとっても非常に高い強力な機体。ティア6の重戦闘機はこれで良いんじゃないか?って機体だったのだが、その座をXP-54に奪われた。ただし、30ミリ2門、20ミリ2門、7.92ミリ2丁の火力は高い。ロケット弾を4発積んでいる分、XP-54よりは対応力があるとみることも出来る。
  5. Do 217 M 機体を使い捨てることになるが、低空爆撃すると強い。爆弾8発装備なので、空港と滑走路以外は1機で占領可能。
  6. Fw 190 A-5 マルチロール機と言い張っている重戦闘機。扱いも重戦闘機と同様で良い。対地兵装も40ポイントは取得できるだけ積んでいるため、対地攻撃も絡めて戦うと良い。速度保持は悪い。そして縦旋回が非常に遅い。
  7. Spit.V DB605 課金機体。ドイツに鹵獲されたSpitfier Vという設定。Spitfierの機体性能そのままに2000mまで上がれるようになった。ただし、エンジンがよく壊れる。1試合で2回、3回壊れることもある。
  8. Tornado 特別パイロットを乗せてると強い。ロケット弾は6発という微妙な数。全体的にHurricane IIの正当進化。
  9. Ki-102 57ミリ1門、20ミリ2門、爆弾2発。57ミリは高い確率でどこかしら壊してくるので注意。機動性はティア6重戦闘機で最高である(XP-54と同じ)。ちなみに、私は使ってないので相手にしたときの印象。
  10. A6M5 ティア6のゼロ戦。特別パイロットを乗せるとかなり強い。旋回性能をさらに上げるか、通常パイロットと同じ旋回性能で速度を上げている場合が多い。そもそも特別パイロット自体がマラソンミッションの報酬なので、クリアして取得した人が使っているというのもある。
  11. Ki-61 中高度機。1500mまでが最適高度。日本機だから高度上げれないだろうと思ってると痛い目にあう。機首装備なのもあるのか、20ミリの命中率が良い。ただし、特別パイロットを乗せたA6M5に食われた感はある。
  12. IL-2(t) IL-2に後部機銃が付いたバージョン。
  13. Pe-2 M-82 Pe-2の進化型。ソ連爆撃機は使用してないので、あくまでも相手にしたときの感想。
  14. La-5 中高度機。Spitfierよりも若干旋回性能は低いが、ロールが早い。武装も20ミリ3門ではあるが、十二分な火力がある。ここからのLa系の機体の特徴だが、最高最適高度を超えても性能の低下が緩やか。使ってみると意外と使いやすい。コイツにも特別パイロットがいる。

 

3 終わりに

今回はマップ「周辺ミッション 衝撃波」について考えてみました。かなり省略しましたが、軍事基地2個を占領しつつ状況判断が必要になるマップです。高ティアでも、こういった軍事基地が2個あり、そこおさえるのが重要。そして、状況判断も必要になるというマップは出てきます。こういった低ティア、中ティアのうちに、状況を読む訓練もすると良いと思います*7

 

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*1:機種、機体ごとの動き自体は砂漠の嵐とほぼ同様になる。このため、本記事はかなりの部分を省略して書いた。

*2:最高最適高度を超えて戦わざるを得ない場合もあるが割愛する。そもそも、それが出来るプレイスキルをお持ちの方はこのブログを読む必要が無いと思う。

*3:高度を上げるためにブーストを消費しなければならないため。

*4:理論上の話をするならば、中立拠点であれば対地攻撃のみでも占領は可能である。ただし、15ポイント目標2個を壊した後に防衛機が1機でも相手に落とされたら不可能になる。相手拠点であれば、対地目標から得られる占領ポイントでは足りない。対地目標の占領ポイントは110ポイント分しか配置されていないが、相手拠点を占領する場合には120ポイントが必要である。以上のことから、滑走路を対地攻撃のみで占領するのはほぼ不可能=滑走路で対地するくらいなら他の拠点で対地した方が良いという認識で問題ないと思う。

*5:相手からのヘイトを貰い難い初期スポーン地点からリスポーンするか、相手からのヘイトを貰いやすい滑走路からリスポーンするかは状況次第。

*6:最低限、ここに挙げた機体は覚えた方が良い。一番良いのは、全部覚えること。

*7:私はブログ、youtube liveを問わず、TABキーとAlrキーを使えと言っていると思う。だが、漫然とTABキーを開いているだけでは無意味。相手プレイヤー機はどのアイコンなのか、落とされそうな拠点は何処か、拠点を落とした後の相手機はどの拠点へ向かうのか、相手プレイヤーはどう動くのかなどを予想して「マップを読む」訓練が必要。最初は予想が外れるのは当たり前である。理由を付けて相手の動き(試合展開)を予想し、間違っていたならば自分の予想とどのように異なったのかを確認し、なぜそうなったのかを考え直すことが大事。そういった経験を積み重ねることで、だんだん相手の動きを予想できるようになっていく。