World of Warplanes マップ攻略ブログ

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マップ攻略:北極 古代の丘

1 はじめに

マップ攻略の第7回目、北極の古代の丘です。
北極も海門と同じくティア1-4専用のマップです。ティア1-4まで当たりますが、ティア1がトップティアに来ることは無かったように思います。北極は5種類の拠点配置違いのマップから構成されています。このマップから、空港を除く5つの拠点が登場するようになります。
あくまでも私の想像ですが、この北極というマップを通じて、拠点の役割、重要度、占領する順番、占領に向く機種を学び取ってくれというのが運営の意図だと思います。

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図1 北極 古代の丘

 

 2 マップの概要と攻略

2-1 攻略の概要

まずは攻略の考え方を確認しましょう。図2は拠点配置になります。

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図2 拠点外観

北極で最も基本となる配置です。両チームの初期スポーン地点に近い位置にひとつづつ、遠い位置にひとつ、合計3つです。相手よりも長い時間2-3拠点を占領することが必要になります。拠点間の距離(図3の黄色矢印)は、どの拠点もだいたい均等です。

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図3 拠点間の距離

どの拠点もだいたい均等な距離に配置されてるように見える。

今までの攻略記事だと、目指すべき状態というものを提示していました。ですが、今回は何処でも良いです。相手よりも長く2拠点もしくは3拠点の占領を維持してください。それが目指すべき状態です。

基本的に防衛は考えなくて良いです。兎にも角にも占領速度勝負の拠点配置です。

  • 次に占領される拠点は何処か
  • 相手の少ない(少なくなる)拠点は何処か
  • 移動ルートはどうするか
  • どの機種がどの位置に居るか(相手も味方も)

常にこれらのことを考えてプレイしましょう。この拠点配置ではマップ攻略と言えるほどのものはありませんが、基本的に勝ちが確定するまで使ってはいけない進軍ルートは存在します*1北極の他の拠点配置でも同様ですので、このマップで解説しておきます。

 

2-2 進軍ルート解説

まずは初動を見てみましょう(図4)。

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図4 初動
初期スポーン地点近くの駐屯地に行く部隊と、遠い駐屯地に行く部隊に分かれる。長距離移動になる濃い青またはオレンジのルートを取るか、素早く拠点占領に入れる薄い青または赤のルートを取るかは、使用機体とマッチング次第。

初動で遠い駐屯地に行くか近くの駐屯地に行くかは、マッチングと使用機体次第です。日本機や攻撃機などの低高度低速機体であれば、まずは近くの駐屯地を素早く占領するという考え方もアリです。また、そもそもの速度が遅いから初動で遠い駐屯地に向かっておくのもアリです。逆に爆撃機や高高度高速機体であれば、近くの駐屯地はBOTを含む味方に任せて自分は遠い駐屯地に向かうのもアリです。このマップ、初動はどちらでも良いと思います。

問題は拠点から拠点への移動ルートと、リスポーン後の移動ルートです。まずは図5をご覧ください。

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図5 激戦区
ここでガチガチ決戦してるのをよく見かける。

紫で示した範囲で空中戦をしてる様子、よく見かけませんか?1秒でも早く拠点に到着したいから最短ルートを突っ切ろうとして相手と遭遇、そのまま戦わざるを得ない状況になってしまう。その結果、拠点到着が遅れたり、落とされてリスポーンすることになる。こういう状況です。相手の行動を考えずに最短ルートを通ろうとすると、図6のようになります。

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図6 最短ルート
拠点から拠点へ移動する場合、ほとんどの移動ルートが紫の領域を通る。

全ての拠点が均等な距離に配置されているということは、相手の最短ルートも味方の最短ルートも同じような領域を通るということです。つまり、相手機と戦うつもりが無くても遭遇してしまいます。お互いにスルー出来れば良いのですが、出来ないことの方が多いです。もちろん、相手プレイヤーが低高度機、自分が高高度機を使用している場合には紫の領域を通るのもアリです。例えば相手がA6M1ゼロ戦、自分がBf 110 Bを使っている状況などですね。A6M1ゼロ戦はBf 110 Bが得意とする高度まで上がってくるのは難しいです*2。また、上がってしまった場合はほとんど戦闘行動をとれません。ですので、相手機が登ってこれない高度を飛べる場合は、図6の最短ルートを通ると良いでしょう。
では、自分が低高度機を使っていたり、相手に対して高度で有利を取れない場合です。どうするかといえば、単純です。この紫の領域を通らないように移動すれば良いんです(図7)。居ない相手と遭遇することはできませんから。

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図7 迂回ルート
紫の領域を避けるように移動する。黄色で囲んだ部分は小高い山になっている。

黄色で示した部分は山になっています。この山の影を通って相手から見つかりにくくしたり、そもそも相手の視認範囲外を通ることで発見されることを防ぐ、または遅らせることができます*3。遭遇戦で消耗することを避けるという考え方です。
遭遇戦を避けようとすると、最短ルートに比べて移動に時間が掛かるのは確かにその通りです。そのため、TABキーと左Altキーを使った戦況把握が重要になります*4。戦況が動いてから把握するのではなく、戦況が動く前に予想しましょう。これ、ここから先はずっと必要になることです。そのためにも、どの機種がどの位置にいるか(相手も味方も)、特にプレイヤー機は何処にいるかを把握するのは重要です。そしてそこからどのように状況が動くのかを推測します。これ、漫然とプレイしていても身に付きません。「こういう理由でこう動くはずだ」ということを考えながらプレイしないと身に付きません。
確実に言えるのは、戦況が動いてから戦況把握を行うのでは遅いです。自分がその戦況に対応するころには、さらに別の戦況になっています。特に低速機を使っている場合には、このタイミングがシビアです。拠点移動の際にはTABキーとAltキーを押す、このクセをつけましょう。

 

最後に、ほぼ勝ちが決まった状況の場合です。この場合は、図5の紫の領域を積極的に活用しましょう。相手には時間が無いので迂回ルートを選んでいる場合では無いことも多いです。紫の領域で撃墜しても撃墜されても、拠点の占領状態には寄与しません。また、「ほぼ勝ちが決まった」だけであって、まだ「勝った」わけでは無いです。資源差から考えて1拠点を維持すればよいのであれば、拠点を落としても良いですし、今ある拠点を防衛して1拠点維持でも良いです。ここでも戦況把握が重要で、相手がどこに向かってきているのか、数はどのくらいかを把握しましょう。

 

2-3 注意すべき機体

このマップでマッチングする注意すべき機体を書いておきます。プレイヤー操作であれば特に要注意です。

ティア2

  1. Ao 192 速度、高度、対空対地火力、どれをとっても申し分ない機体。
  2. Ki-5 速度、高度ともに申し分ない機体。火力はイマイチ。
  3. Ar 68 高度、火力ともに申し分ない機体。速度は普通。
  4. Demon マルチロールなのに何故か後部機銃を持っている。こいつの後ろを取った時に被弾しても周りから撃たれてると勘違いしないように。そこ以外に注意するべき点は無い。
  5. A4N 旋回性能はティア2で最も高い。ただし、火力と高度はイマイチ。
  6. Bulldog 700mまで登れるようになったA4N。

ティア3

  1. Fw 57 火力、体力、速度ともに良好。特に火力がヤバい。後部機銃も20ミリなので真後ろから追いかけると後部機銃で削り切られる。
  2. Hawk 75M 高度、速度ともに良好。火力も小口径機銃を多数積んでいるので高い。射程は短いが、このティアでは他の機体も射程が短いものが多いので気にならない。
  3. I-16(e.) 火力お化け。旋回性能も悪くない。ロケットも対地攻撃するには微妙な火力なので、空対空ロケットとして使用する人も居る。ただし、上を向いた時の速度低下がひどい。
  4. 日本機 低空旋回番長。間違っても真っ向勝負の低空旋回戦を仕掛けてはいけない。
  5. Bristol 133 高度、旋回、火力どれも申し分ない機体。ザ、中高度機といった性能。
  6. Skua マルチロールのくせに後部機銃を持っている。後ろを取った時に被弾しても周りから撃たれてると勘違いしないように。それだけ。

ティア4

  1. I-17 日本機の陰に隠れているが、高火力と日本機に次ぐ旋回性能がある。高度は取れない。
  2. I-16(l.) I-16(e.)のティア4版。
  3. Bf 109 B 速度、高火力、高度、どれをとっても非常に高い強力な機体。ただし、20mmのオーバーヒートが早いため、きっちり当てれる距離で撃たないと火力は出ない。ボトムでマッチしてもそれなりに戦えてしまう機体。
  4. Bf 110 B 火力、速度、高度、どれをとっても非常に高い強力な機体。109と違い、20mmのオーバーヒートも長い。ボトムでマッチしてもそれなりに戦えてしまう機体。
  5. 日本機 低空旋回番長。ただし、20mm2門の火力は高い。マップとマッチングによって得手不得手がはっきり出る。
  6. Bristol 146 ザ、中高度機といった性能。小口径機銃とはいえ最終的に8丁になるので、火力は悪くない。ただし周りの機体の射程が長くなってくるため、ボトムでマッチするとツライ。

 

3 終わりに

今回はマップ「北極 古代の丘」について考えてみました。こういった駐屯地しか配置されていないマップは中ティア、高ティアでもあります(さすがにそちらは5拠点ですが)。こういう落としやすく落とされやすい拠点のみ配置されている場合、拠点占領速度の勝負になることが多いです。勝率の高いプレイヤーでも、攻めて勝つタイプと守って勝つタイプが居るのはその通りです。ただしどちらのタイプのプレイヤーであっても、駐屯地は短時間で単機占領可能です。短時間とは、拠点に入られたら取られたと思って良いくらいの時間です。たまたま同じ拠点に居たくらいの状況でないと守る時間は無いでしょう。
対空機体なら、どのくらいの高度で侵入して、どういう順番で防衛機の相手をすればよいのか。対地機体なら、どの位置から拠点に侵入すると、占領ポイントを賄えるだけの対地目標を直線で破壊していけるのか。こういった素早く拠点を占領していくノウハウを溜めましょう。

 

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*1:「基本的に」ということは例外もある。それは後述する。

*2:高高度機を使う場合、拠点移動中に高度を取り直すのが基本。高度と速度は高高度機の強みです。低高度に居座るのは、自分の機体の強みを捨てていることになります。

*3:視認システムについては、World of Warplanes Developers Blogを参照のこと。

*4:状況によっては最短ルートを使える場合もある。