World of Warplanes マップ攻略ブログ

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マップ攻略:海門 港湾戦

1 はじめに

マップ攻略の第6回目、海門の港湾戦です。
このマップからティア4でもマッチングするようになります。正確にはティア1-4でしょうか*1。ティア4以降がマッチするマップでは、配置されている拠点が違っても同じ考え方で攻略できるマップが多数存在します。ぜひティア3-5をプレイしている間に、マップを読むことを覚えましょう。

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図1 海門 港湾戦

 

 

2 マップの概要と攻略

2-1 攻略の概要

まずは攻略の考え方を確認しましょう。図2は拠点配置になります。

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図2 マップ概観

それぞれの初期スポーン地点の近くに駐屯地がひとつ、滑走路がひとつ、その中央に駐屯地ひとつ、合計5拠点のマップです。拠点から得られる資源量は、どの拠点からも5秒間で3ポイントなので変わりません。駐屯地と滑走路の5拠点マップということは、相手よりも長い時間3-5拠点の占領状態を維持する必要があります。全拠点占領も不可能ではありませんが、拠点占領の大切さをわかっているプレイヤーとマッチするとそうそう簡単にはできません。ですので、ひとまずは図3のような状況を目指すと良いと思います。

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図3 目指すべき状態
滑走路二つを含む4拠点の占領状態にできるのが望ましい。

この拠点占領状態にすることで、相手は初期スポーン地点からリスポーンしての拠点奪還、味方は滑走路からリスポーンしての駐屯地占領という状況にできます。あとは相手に拠点を奪い返されたらその拠点を取り換えしていればOKです。相手プレイヤーが滑走路や駐屯地を守るために籠ってくれるなら、それを無視して別の形で4拠点にしても結構です。スコールライン前であれば、相手プレイヤーのいる拠点にBOT送り込んでも良いです*2。相手プレイヤーがパーソナルポイント稼ぎをしてる間に資源差が開きます。
ただし、低速機を使っている場合は4拠点状態にすることが難しいです。ですので、3拠点状態をひとまず作り、そこから4拠点を目指すということになるかと思います(図4)。

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図4 足の遅い機体の場合
低速機体であっても拠点を取りに行かなくて良いということにはならない。守るのか攻めるのかの判断は高速機体よりもシビアになる。ただし、自分が落とされずにひたすら相手を落とせるほどの技量があれば別。その場合は中央に籠って勝つために必要な拠点数の調整をすればよいだろう。ちなみに、私にはそんな技量が無いから戦略を考えることにした。

 

2-2 拠点占領の動き

まずは全体的な動きを見ていきましょう(図5)。

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図5 両チームの初動
個人的には、対空機体でオレンジと濃い青で示した進軍ルートはお勧めしない。

まず初動では、両チームとも近くの拠点を取りに行く部隊と中央に行く部隊に分かれると思います。ただし、個人的にはオレンジ色の矢印と濃い青色の矢印でプレイヤー機が進軍するのはお勧めしません。まずはきっちりと味方初期スポーン地点付近の拠点を占領することが大事だと思います。基本的に、駐屯地には重戦闘機、マルチロール機、攻撃機爆撃機が、滑走路には戦闘機、重戦闘機、マルチロール機が行くと良いと思います。この際、重戦闘機は間違っても低空で格闘戦してはダメです。プレイヤーが操作できる重戦闘機はティア2から登場します。ティア2-4の重戦闘機は、防衛機(重)ですら機動性は同等か下レベルです*3。逆に高度を取れる機体はまだ少ないです。なるべく高高度の相手を落とし、味方の爆撃機や高度を取れない機体の安全を確保してあげましょう。

次に拠点占領後の動きです。これは図6のようになると思います。

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図6 占領後の動き
赤は相手、薄い青は味方の対空機体の動きを示す。濃い青は味方、オレンジは相手の対地機体と一部の対空機体の動きを示す。紫は重戦闘機の動きを示す。低速機の場合、黄色の矢印で動かざるをえない場合も多い。

基本的に対地機体は駐屯地へ、対空機体は滑走路へ向かう場合が多いです。基本的に初期スポーン地点から近い拠点はそれぞれのチームが占領するはずです。中央の駐屯地はプレイヤーが入っているかどうか、BOTの質などによって占領状況が変わります。確かに滑走路 → 駐屯地 → 滑走路と占領出来れば有利な状態を作れるのですが、中央の駐屯地は対地機体、対空機体の両方が集まる激戦区になりやすい印象があります*4。もちろん、低速機を使っている場合は中央の駐屯地に向かわざるを得ない場合も多いのですが。そして私が激戦区に行くことをお勧めしない最も大きな理由が、激戦区を制して得た駐屯地も過疎ってるところを拠点シーフして得た駐屯地も、どっちも駐屯地です。性能差はありません。リスポーン無しのゲームならいざ知らず、厄介な相手を撃墜したところで10-20秒後にはリスポーンしてきます。もちろん激戦区で戦う場合には、その10秒、20秒は大事です。ですが、わざわざ自分からそんな状況に突っ込んでいくことも無いでしょう。
次に重戦闘機ですが、爆撃機のいるマッチングではふたつの考え方があります。ひとつは爆撃機の撃墜を優先する考え方。もうひとつは拠点占領を優先する考え方です。どちらも間違いではないです。私は、こういう対地、対空どちらでも占領できるマップしか配置されていない場合だと、占領を優先します。逆に対地しなければ占領できない拠点が出てくる場合、攻撃機爆撃機の撃墜の比重を上げてます。このマップで重戦闘機を使っている場合は、どちらを重視するかで中央へ行くか、中央を無視して他の拠点に行くかになると思います。
このブログのマップ攻略では、私がプレイしてきて「こういう状況になる印象が多かった」ということを基にしています。似たような状況に遭遇することはあっても、全く同じ状況に遭遇することは、ほぼ無いと思います。TABキーと左Altキーを使って戦況把握を行うことは大切です。

最後に中央の駐屯地に行かざるを得ない場合です。低速機などが該当するでしょう。この場合ですが、図7の黄色で示した駐屯地を占領出来たか出来なかったかで変わります。

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図7 低速機の場合
黄色で示した駐屯地を取れたか取れなかったかで向かう拠点を変えるのが良いと思う。

まずは占領できた場合です。中央に相手プレイヤーもいた場合、自分と相手のプレイスキルの差もわかると思います。そこで大きく自分の方がプレイスキルが上だと判断できれば、ある程度の時間を中央に籠ってパーソナルポイントを稼ぐのも良いでしょう。ただし、戦況把握は細目に行いましょう。パーソナルポイント稼ぎに夢中になって資源量で負けたら目も当てられません。
逆に自分と同等以上の場合です。自分と同等以上のプレイスキルだった場合、籠ったところで落とされる可能性が高いです。同等だったとしても、向こうは新品の機体、こっちは消耗した機体で戦わなければなりませんから。自分のHPや状況と相談することになりますが、基本的には図8の紫で示した駐屯地に行くことになるかと思います。

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図8 中央を取れた場合
中央の駐屯地の攻防で生き残り、HPや状況が許せば白矢印の通りに滑走路を占領するのが良い。ただし大概はそうならないので、紫で示した駐屯地に向かうことになる。リスポーンする場合は、味方側滑走路を利用する。

一番良いのは、ある程度HPを残した状態で生き残り、相手側滑走路を占領しに行くことです。中央の駐屯地で戦っていた場合、この状況になることは稀でしょう。中央の駐屯地に到着が遅れ、相手と交戦していない場合などが該当するかと思います。多くは中央で落とされているかHPが少ない状態かと思います。HPが少ない状態であれば一度墜落してしまうのも手です(スコールライン前限定)。新しい機体に乗り換えて、滑走路からリスポーン、紫で示した駐屯地に向かいましょう。仮に相手に味方側駐屯地か滑走路を占領されても、拠点数で3対2の状態は維持できます。HPが十分にある場合は、そのまま相手側駐屯地占領に動くと良いかと思います。相手が追いかけてくるなら、拠点から引き離したところまで引っ張っていってやりましょう。こっちはリスポーンすればすぐに拠点占領に動けます。ですが戦況で勝ってる状態で、戦場から遠く離された相手がリスポーンして素早く戦場に戻るという選択を取るのはなかなか難しいでしょう。とくに遅い機体だと、戦場に戻るまでに時間が掛かります。強い相手を戦場から引き剝がすことも重要です。もっとも、警戒すべきプレイヤーだとそもそもそんな手には乗ってもらえませんが(苦笑)

 

次に相手に占領されてしまった場合です。 中央で再チャレンジというのも不可能ではありませんが、再チャレンジして簡単に取れるなら初めから占領出来てます。もちろん、中央がもぬけの殻になるならアリですが、中央を取った相手は味方側の滑走路か駐屯地の占領に動くでしょう。滑走路を取られた場合、きついです。相手に4拠点占領されることになりますし、相手だけが一方的に戦場に近くなります。
中央に行きたい気持ちもわかりますが、グッとこらえて相手側駐屯地を落としましょう(図9)。

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図9 中央を取られた場合
基本的には攻める方向で矢印を書いた。相手の消耗が激しい場合には、相手側駐屯地を攻めるのはBOTや他のプレイヤーに任せて、自分は滑走路や駐屯地で相手を落としても良い。低速の体躯機体であれば機動性は良好に設定されていることが多い。

相手のBOTも数機は落ちるハズです*5そしてスポーンしたBOTはリスポーン地点から近い拠点を取り返しに行くことが多いです。相手側駐屯地を占領し、少しでもそこに相手BOTを集中させて、その間に他の拠点を取り返しましょう。まずは簡単に取れる拠点を取り返して、資源量で差を付けられないようにすることが大切です。ただし、相手の消耗が激しいようなら別です。味方側滑走路や駐屯地で待ち構えて、相手を落としてから拠点を取りに行くことも視野に入ります。低速機の場合、機動性は良好に設定されていることが多いです。相手の消耗度合いと数にもよりますが、一度守ってから他の拠点を攻め落とすことも不可能ではないと思います。低速機は攻めるのか守るのかの判断がシビアです*6リスポーン待ちの間も、TABキーを開いて戦況を整理しましょう。危なくなってから動いたのでは間に合いません。危なくなるであろう場所に先回りするくらいの気持ちで良いです。

 

最後に駐屯地を取った後の行動です。図10のように、4拠点を抑えている状況にできたとしましょう。

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図10 4拠点占領後の動き
試合中盤までにこの状態にできれば勝ちは近い。

BOTの動きとしては、リスポーン地点から近い拠点を取りに行くBOTと拠点を攻めるまたは近くの敵を攻撃するBOTに分かれます。図9の状態でリスポーンしてきたBOTは、まず間違いなく相手側駐屯地の奪還に向かいます。プレイヤーはどちらかの滑走路に行くでしょう。あとはこれを守り通すのではなく、相手の隙をついて拠点を掠め取りましょう。それで4拠点状態を維持できます。
こんなに絵に描いたように上手くいくかよって思われるかもしれませんが、目指すべき形を念頭に置いてプレイしないと修正もできないと思います。試合開始前に、どういう状況に持っていきたいのか、どういう状況にされると困るのかということを考えておくのは無駄にならないと思います。


2-3 注意すべき機体

このマップでマッチングする注意すべき機体を書いておきます。プレイヤー操作であれば特に要注意です。

ティア2

  1. Ao 192 速度、高度、対空対地火力、どれをとっても申し分ない機体。
  2. Ki-5 速度、高度ともに申し分ない機体。火力はイマイチ。
  3. Ar 68 高度、火力ともに申し分ない機体。速度は普通。
  4. Demon マルチロールなのに何故か後部機銃を持っている。こいつの後ろを取った時に被弾しても周りから撃たれてると勘違いしないように。そこ以外に注意するべき点は無い。
  5. A4N 旋回性能はティア2で最も高い。ただし、火力と高度はイマイチ。
  6. Bulldog 700mまで登れるようになったA4N。

ティア3

  1. Fw 57 火力、体力、速度ともに良好。特に火力がヤバい。後部機銃も20ミリなので真後ろから追いかけると後部機銃で削り切られる。
  2. Hawk 75M 高度、速度ともに良好。火力も小口径機銃を多数積んでいるので高い。射程は短いが、このティアでは他の機体も射程が短いものが多いので気にならない。
  3. I-16(e.) 火力お化け。旋回性能も悪くない。ロケットも対地攻撃するには微妙な火力なので、空対空ロケットとして使用する人も居る。ただし、上を向いた時の速度低下がひどい。
  4. 日本機 低空旋回番長。間違っても真っ向勝負の低空旋回戦を仕掛けてはいけない。
  5. Bristol 133 高度、旋回、火力どれも申し分ない機体。ザ、中高度機といった性能。
  6. Skua マルチロールのくせに後部機銃を持っている。後ろを取った時に被弾しても周りから撃たれてると勘違いしないように。それだけ。

ティア4

  1. I-17 日本機の陰に隠れているが、高火力と日本機に次ぐ旋回性能がある。高度は取れない。
  2. I-16(l.) I-16(e.)のティア4版。
  3. Bf 109 B 速度、高火力、高度、どれをとっても非常に高い強力な機体。ただし、20mmのオーバーヒートが早いため、きっちり当てれる距離で撃たないと火力は出ない。ボトムでマッチしてもそれなりに戦えてしまう機体。
  4. Bf 110 B 火力、速度、高度、どれをとっても非常に高い強力な機体。109と違い、20mmのオーバーヒートも長い。ボトムでマッチしてもそれなりに戦えてしまう機体。
  5. 日本機 低空旋回番長。ただし、20mm2門の火力は高い。マップとマッチングによって得手不得手がはっきり出る。
  6. Bristol 146 ザ、中高度機といった性能。小口径機銃とはいえ最終的に8丁になるので、火力は悪くない。ただし周りの機体の射程が長くなってくるため、ボトムでマッチするとツライ。

 

3 終わりに

今回はマップ「海門 港湾戦」について考えてみました。反撃もそうでしたが、試合中盤までに滑走路ふたつを含む拠点を占領した状態で、相手よりも多くの拠点を占領することが大事です*7
ティア3からは全ての機種とマッチングし、機体ごとの性能差もだんだんはっきりしてきます。目の前の敵だけ撃墜していても勝ちにくくなってくる頃かと思いますので、しっかり戦略を立ててプレイしましょう。
海門 港湾戦」は、他のマップでもほぼ同じ拠点配置のマップがあります*8。低速機でどのように対処するか、高速機でどのように対処するかを考えていきましょう。

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*1:マッチングするティアは、私の記憶が間違っていなければということになります。もし間違っている場合は、コメントして頂けると助かります。

*2:BOTをに攻撃/防衛を指示したい拠点を画面中心に持ってきてF2キーを押す。近い位置にいるBOTが反応してくれる。複数回行っても一番近い位置にいるBOTが反応するだけである。

*3:慣れてくれば防衛機(重)くらいは格闘戦でも落とせるが、まずは基本的な重戦闘機の扱いに慣れることが重要。

*4:対地機が集まる拠点だと、1機落としては地上目標を壊されて占領ポイントを巻き戻されるという状況になりやすい。素早く占領することが難しくなる。

*5:ティア1-3のBOTは、基本的に空飛ぶ的レベル。BOT同士の戦いだと祈るしかないが、プレイヤーが相手をするならバタバタ落とせる。逆にこのティア帯のBOTに手間取るようなら操作が覚束ないと理解して良い。ティアを上げる前に、まずは操作に習熟しよう。

*6:繰り返しになるかもしれないが、私のように中程度のプレイスキルしか持たない場合。プレイスキルが高い場合には、また別の戦略があると思う。

*7:全てのマップで滑走路と空港が最優先目標とは言ってない。

*8:滑走路が空港に置き換わっていたりするが、基本は同じ。