World of Warplanes マップ攻略ブログ

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マップ攻略:海門 反撃

1 はじめに

マップ攻略の第4回目、海門の反撃です。
このマップからティア4でもマッチングするようになります。正確にはティア1-4でしょうか*1。ティア4以降がマッチするマップでは、配置されている拠点が違っても同じ考え方で攻略できるマップが多数存在します。ぜひティア3-5をプレイしている間に、マップを読むことを覚えましょう。

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図1 海門 反撃

 

ここからは5種類の航空機が登場します。マップに配置された拠点の意味を読み解くのも大事ですが、戦況把握はもっと大事です。そして、マッチングから自分の機体に求められている役割を把握しましょう。そのためにも、マッチング範囲内にいる全ての機体性能の把握は必須です。

 

2 マップの概要と攻略

2-1 攻略の概要

まずは攻略の考え方を確認しましょう。図2は拠点配置になります。

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図2 マップ概観

それぞれの初期スポーン地点の近くに駐屯地がひとつ、滑走路がひとつ、合計4拠点のマップです。4拠点マップということは、相手よりも長い時間3拠点か4拠点の占領状態を維持する必要があります。全拠点占領も不可能ではありませんが、拠点占領の大切さをわかっているプレイヤーとマッチすると、そうそう簡単にはできません。ですので、ひとまずは図3のような状況を目指すと良いと思います。

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図3 目標とする占領状態

この拠点占領状態にすることで、相手は初期スポーン地点からリスポーンしての拠点奪還、味方は滑走路からリスポーンしての駐屯地占領という状況にできます。あとは拠点範囲外で戦うも良し、相手に拠点を奪い返されたらその拠点を取り換えしていればOKです。逆に相手プレイヤーが滑走路や駐屯地を守るために籠ってくれるなら、それを無視しても結構です。スコールライン前であれば、相手プレイヤーのいる拠点にBOT送り込んでも良いです*2。相手プレイヤーがパーソナルポイント稼ぎをしてもる間に資源差が開きます。

 

2-2 拠点占領の動き

古い要塞の時には、対空機体、対地機体で分けて説明しました。ティア4以降がマッチするマップでは、そこまで単純化ができません。ですので、まずは全体的な動きを見ていきましょう(図4)。

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図4 各チームの初動

まず初動では、両チームとも近くの拠点を取りに行くと思います。それをしないと、相手に拠点数で負けている時間ができてしまいますからね。基本的に、駐屯地には重戦闘機、マルチロール機、攻撃機爆撃機が、滑走路には戦闘機、重戦闘機、マルチロール機が行くと良いと思います。この際、重戦闘機は間違っても低空で格闘戦してはダメです。プレイヤーが操作できる重戦闘機はティア2から登場します。ティア2-4の重戦闘機は、防衛機(重)ですら機動性は同等か下レベルです*3。逆に高度を取れる機体はまだ少ないです。なるべく高高度の相手を落とし、味方の爆撃機や高度を取れない機体の安全を確保してあげましょう。

次に拠点占領後の動きです。これは図5のようになると思います。

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図5 占領後の動き

矢印はBOTの進軍ルートを意味する。薄い青は味方、赤は相手、オレンジは相手爆撃機攻撃機、濃い青は味方攻撃機爆撃機、紫は戦闘機、マルチロール機、重戦闘機を示す。

基本的に、対地機体は駐屯地へ、対空機体は滑走路へ向かう場合が多いです。拠点と機体の特性を考えれば確かにその通りですし、図3の状態を手早く作ろうとすると紫のラインが良さそうに見えます。ですが自分たちが良さそうに見えるということは、相手にも良さそうに見えるということです。こういった中央が空白のマップで良く見かける光景ですが、中央の何もないところが激戦区になっています(図6)。

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図6 激戦区

進軍ルートが重なることにより、拠点以外の場所が激戦区になる場合がある。

図6の紫で示した範囲ですが、ここで撃墜してもされても、戦局に与える影響は少ないです。BOTは仕方ないです。そう動くようにプログラムされてますから。ですが、プレイヤーが操作する機体は違います。激戦区にわざわざ突っ込んで時間を無駄にする必要はありません。迂回して拠点を取りに行きましょう。具体的には図7のような形です。

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図7 迂回ルート
紫の範囲を避けて行動する。そこに軍事基地でもあるならいざ知らず、勝っても負けても得るものが少ない激戦区にわざわざ突っ込む必要はない。

「激戦区がある → 相手チーム機を一時的に減らす意味がある」という考え方もあるかと思いますが、それで勝てる相手ばかりであれば戦略を練る必要がありません。というか、そういう人はこのブログを見てないんじゃなかな(苦笑)私も含む大多数のプレイヤーは、数で負けている戦場では負けます*4
ではどうするかですが、迂回して拠点を占領しに行きましょう。このマップ、滑走路と駐屯地しか配置されていません。落としやすい拠点しか配置されてないです。落としやすいということは、守りにくいということです*5。最初に味方側駐屯地を占領した味方が相手側滑走路を占領してくれるのが一番良いのですが、そうならない可能性もあります。ですので味方側滑走路を攻略した場合でも、相手側駐屯地に攻めた方が良いと思います。これが上手くいくと、駐屯地か滑走路かは問わず、3拠点または4拠点状態にできます。ただし、小隊でプレイしている場合にはまた別の考え方もあります。小隊の味方がほぼ確実に相手側滑走路を取ってくれると判断できる場合には、味方側滑走路を守るのもアリです。

最後に駐屯地を取った後の行動です。図8のように、駐屯地2個と滑走路1個を抑えている状況だとしましょう。

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図8 3拠点にできた場合

BOTの動きとしては、リスポーン地点から近い拠点を取りに行くBOTと拠点を攻めるまたは近くの敵を攻撃するBOTに分かれます。図8の状態でリスポーンしてきたBOTは、まず間違いなく相手側駐屯地の奪還に向かいます。もしかしたら、激戦区となっている紫の範囲からも奪還部隊が来るかもしれません。こちらの行動としては、それらの相手をするのではなく、相手側滑走路の占領に向かうのが良いと思います。また、気の利く相手プレイヤーであれば、相手側駐屯地を放棄して味方側滑走路を取りに来るかもしれません。それらの動きを矢印で示したのが、図9です。

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図9 3拠点占領後の動き
赤は予想される相手の進軍ルート、薄い青は味方が行いたい進軍ルートを示す。相手がオレンジの矢印で攻めてきた場合には、濃い青の矢印のように対応する。

これで、図3で示した目指すべき占領状態に持っていけるかと思います。あとはこれを守り通すのではなく、相手の隙をついて拠点を掠め取りましょう。それで3拠点状態を維持できます。こんなに絵に描いたように上手くいくかよって思われるかもしれませんが、目指すべき形を念頭に置いてプレイしないと、修正もできないと思います。試合開始前に、どういう状況に持っていきたいのか、どういう状況にされると困るのかということを考えておくのは無駄にならないと思います。

このマップはマッチするティアから考えると、拠点と拠点の距離が長いです。TABキーと左Altキー*6で細目に戦況を確認する時間はあると思います。拠点を占領したら戦況を把握するというクセを付けておくと良いかと思います。

2-3 注意すべき機体

このマップでマッチングする注意すべき機体を書いておきます。プレイヤー操作であれば特に要注意です。

ティア2

  1. Ao 192 速度、高度、対空対地火力、どれをとっても申し分ない機体。
  2. Ki-5 速度、高度ともに申し分ない機体。火力はイマイチ。
  3. Ar 68 高度、火力ともに申し分ない機体。速度は普通。
  4. Demon マルチロールなのに何故か後部機銃を持っている。こいつの後ろを取った時に被弾しても周りから撃たれてると勘違いしないように。そこ以外に注意するべき点は無い。
  5. A4N 旋回性能はティア2で最も高い。ただし、火力と高度はイマイチ。
  6. Bulldog 700mまで登れるようになったA4N。

ティア3

  1. Fw 57 火力、体力、速度ともに良好。特に火力がヤバい。後部機銃も20ミリなので真後ろから追いかけると後部機銃で削り切られる。
  2. Hawk 75M 高度、速度ともに良好。火力も小口径機銃を多数積んでいるので高い。射程は短いが、このティアでは他の機体も射程が短いものが多いので気にならない。
  3. I-16(e.) 火力お化け。旋回性能も悪くない。ロケットも対地攻撃するには微妙な火力なので、空対空ロケットとして使用する人も居る。ただし、上を向いた時の速度低下がひどい。
  4. 日本機 低空旋回番長。間違っても真っ向勝負の低空旋回戦を仕掛けてはいけない。
  5. Bristol 133 高度、旋回、火力どれも申し分ない機体。ザ、中高度機といった性能。
  6. Skua マルチロールのくせに後部機銃を持っている。後ろを取った時に被弾しても周りから撃たれてると勘違いしないように。それだけ。

ティア4

  1. I-17 日本機の陰に隠れているが、高火力と日本機に次ぐ旋回性能がある。高度は取れない。
  2. I-16(l.) I-16(e.)のティア4版。
  3. Bf 109 B 速度、高火力、高度、どれをとっても非常に高い強力な機体。ただし、20mmのオーバーヒートが早いため、きっちり当てれる距離で撃たないと火力は出ない。ボトムでマッチしてもそれなりに戦えてしまう機体。
  4. Bf 110 B 火力、速度、高度、どれをとっても非常に高い強力な機体。109と違い、20mmのオーバーヒートも長い。ボトムでマッチしてもそれなりに戦えてしまう機体。
  5. 日本機 低空旋回番長。ただし、20mm2門の火力は高い。マップとマッチングによって得手不得手がはっきり出る。
  6. Bristol 146 ザ、中高度機といった性能。小口径機銃とはいえ最終的に8丁になるので、火力は悪くない。ただし周りの機体の射程が長くなってくるため、ボトムでマッチするとツライ。

 

3 終わりに

今回はマップ「海門 反撃」について考えてみました。ティア3からは全ての機種とマッチングし、機体ごとの性能差もだんだんはっきりしてきます。目の前の敵だけ撃墜していても勝ちにくくなってくる頃かと思いますので、しっかり戦略を立ててプレイしましょう。
海門は、今回説明した考え方で他の拠点配置でも対応できます。ほかにも戦略はあるかと思いますので、いろいろ考えてみると良いと思います。

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*1:マッチングするティアは、私の記憶が間違っていなければということになります。もし間違っている場合は、コメントして頂けると助かります。

*2:BOTをに攻撃/防衛を指示したい拠点を画面中心に持ってきてF2キーを押す。近い位置にいるBOTが反応してくれる。複数回行っても一番近い位置にいるBOTが反応するだけである。

*3:慣れてくれば防衛機(重)くらいは格闘戦でも落とせるが、まずは基本的な重戦闘機の扱いに慣れることが重要。

*4:逆にそこまでプレイスキルに差がある相手とマッチしたなら、パーソナルポイント稼ぎに走って良いと思う。

*5:駐屯地も滑走路も、防衛機3機か味方機2機が落とされると中立でも味方拠点でも相手に占領される。

*6:個人的には、左Altキーの機能は別のキーに置き換えた方が良いと思う。私はキーコンフィグで無変換キーに変更している。