World of Warplanes マップ攻略ブログ

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Tips:各機種の役割

1 はじめに

今回はマップ攻略ではなく、World of Warplanesに登場する機種ごとの役割についてです。各機種にはそれぞれ期待される役割があり、それを適切に行うことで戦闘をスムーズに進められると思います。

本記事では基礎的な事項の確認ですので、応用に当たる部分は省いています。

 

2 登場する機種

2-1 機種とグレード

 World of Warplanesに登場する飛行機は、以下の5つの機種に分類されています。

5種類に分類されているということは、期待される役割もそれぞれ違うということです。 もちろん、戦闘機でも低高度が得意な機体なのか、それとも高高度が得意な機体なのかでも期待される仕事は変わります。また、状況次第では期待されていない役割でも戦況に貢献することが出来たりします*1。最終的には状況次第です。

機種ごとに期待されている役割はグレードという指標で評価されます。このグレードですが、機種ごとに3つの期待される役割を割り振られており15点満点で採点されます。0-3点はグレード無し、4-6点はグレード5、7-8点はグレード4、9-10点はグレード3、11-12点はグレード2、13-15点はグレード1です。実例を見てみましょう(図1)。

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図1 グレードの実例

黄色枠内がグレード評価の結果である。グレードが上がるごとに線と星が増えていく。

図1ではマルチロール機を例にとっていますが、黄色枠内の「取得した占領ポイント」「占領した拠点」「防衛時の撃墜数」がグレード条件です。この例ですと、取得した占領ポイントで5点、占領した拠点で5点、防衛時の撃墜数で3点、合計13点でグレード1です。そしてこのグレード条件と進行状況は、戦闘中にも確認できます(図2)。

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図2 戦闘中のグレード条件の確認
黄色枠部分。航空機タイプ限定個人ミッションがグレード条件である。

図2はTABキーを押すと表示できる全体マップです。マッチング表の下に表示されているのがグレード条件です。これが自分の使用している機体に求められる役割になります。
先にも述べたとおり、あくまでも機種に期待される役割です。状況によっては勝つために他の機種に期待されている役割をこなさなければならないこともあります。こだわりすぎずに臨機応変に対応することも大事です。

ちなみに、マッチングしてからのマップ読み込み画面にも機種ごとの扱い方のようなTipsが表示されます(図2)。

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図2 マップ読み込み中のTips

あくまでも個人的な意見になりますが、正直に言ってこれは罠だと思います。個別の機体を見ていくと当てはまる機体もあると言えばあるのですが、多くの機体ではグレード条件を重視して戦う方が良い結果になりやすいと思います。

 

2-2 戦闘機

戦闘機のグレード条件は図4の通りです。

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図4 戦闘機のグレード条件

これは「防衛時の撃墜数」「空中目標撃墜数*2」「取得した占領ポイント」となります。
もう少し詳しく説明します。「防衛時の撃墜数」は、味方拠点の範囲内かつ、拠点ロック時間以外に撃墜した敵機の数です。「空中目標撃墜数」は、攻撃時でも防衛時でも、マップのどこで撃墜しても構いません。「取得した占領ポイント」は、拠点占領時に空中目標から取得した占領ポイントでなければなりません。空中目標撃墜数は何処でどのタイミングで撃墜してもカウントされますので、防衛時の撃墜数と同時に進めることが可能です。
以上のことから、戦闘機の最も重要な役割は制空戦闘です。その制空戦闘とは、やや拠点防衛寄りですが、拠点攻撃も求められていることもわかります。逆に対地攻撃は求められていません。

2-3 重戦闘機

重戦闘機のグレード条件は図5の通りです。

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図5 重戦闘機のグレード条件

これは攻撃機および爆撃機を攻撃して撃墜せよ」「取得した占領ポイント」「空中目標撃墜数」となります。
もう少し詳しく説明します。「攻撃機および爆撃機を攻撃して撃墜せよ」は、単純に爆撃機攻撃機の撃墜数です。どこで撃墜するか、どのタイミングで撃墜するかは問われません。「取得した占領ポイント」は、拠点攻撃時でも防衛時でも空中目標でも対地目標でも構いません。文字通り占領ポイントを取得すればカウントされます。「空中目標撃墜数」は、何処で、どのタイミングで、どの機種を撃墜してもカウントされます。拠点ロック時間以外のタイミングで爆撃機攻撃機を撃墜すると、グレード条件を3つともいっぺんに進めることが可能です。
以上のことから、重戦闘機の最も重要な役割は制空戦闘です。戦闘機との違いは、攻撃機爆撃機のような重装甲の相手をすることを勧められているところです。爆撃機は重戦闘機以外では落とし難いです。また、ティアが上がってくると爆撃機攻撃機も防御機銃の威力、射程が上がります。単純に後ろから追いかけてしまうと大ダメージを受けてしまうどころか、最悪返り討ちにされてしまいます。重戦闘機は戦闘機に比べて重装甲高火力ですが、防御機銃の死角から攻撃することを意識しましょう。個人的には、攻め重視の制空戦闘を行うことが良い結果に繋がりやすいのではないかと思います。
最後に、いくら重戦闘機に対地兵装があるといっても、いきなり高度を捨てるのは基本的に悪手です。高度と速度は重戦闘機の一番の武器です。

 

2-4 マルチロール機

マルチロール機のグレード条件は図6の通りです。 

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図6 マルチロール機のグレード条件

これは「取得した占領ポイント」「占領した拠点」「防衛時の撃墜数」となります。
もう少し詳しく説明します。「取得した占領ポイント」は、拠点攻撃時に取得した占領ポイントとなります。対地戦闘、対空戦闘のどちらでもカウントされます。「占領した拠点」は、自分が15ポイント以上の占領ポイントを取得し占領できた拠点の数となります。仮に対地でも対空でもアシストしかしていない場合、占領ポイントを取得していないためカウントされません。「防衛時の撃墜数」は、拠点ロック時間以外のタイミングで、味方拠点の範囲内にいる相手機を落とした場合にカウントされます。
この機種は、これが仕事ですというのが非常に難しいです。出来ることは多いのですが、基本的に機動性では戦闘機に劣り、対地能力では攻撃機爆撃機に劣り、速度や火力では重戦闘機に劣る場合が多いです。対空戦闘を行う相手とタイミングを選ぶ、対地戦闘を行うタイミングと狙う目標を選ぶ、対地兵装のリロード時間を上手く使う、相手からなるべくターゲットにされないように動くなど、考えることが常に山のようにあります。ただし、拠点を占領するという点においては非常に優秀な機種です。使いこなせれば、拠点の種類を問わずに積極的な占領行動を行うことが可能です(対空特化型を除く)。 

 

2-5 攻撃機

攻撃機のグレード条件は図7の通りです。

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図7 攻撃機のグレード条件

これは「地上目標の部位破壊」「取得した占領ポイント」「占領した拠点」となります。
もう少し詳しく説明します。「地上目標の部位破壊」は、地上目標を構成する三角部位、五角形部位、丸部位、四角部位を一つ破壊するごとにカウントされます。地上目標を完全に破壊できたかどうかは問われません。「取得した占領ポイント」は、省略無しで書くと「対地攻撃により取得した占領ポイント」となります。空中目標から得た占領ポイントはカウントされません。「占領した拠点」は、15ポイント以上の占領ポイントを取得して占領した拠点数です。
この機種は、対地攻撃で拠点を占領することが役割です。ティアが上がれば上がるほど、対地攻撃を行わなければ占領できない拠点を配置されているマップが増えます*3。ティア5以降のソ連攻撃機とティア10ドイツ攻撃機では、滑走路、空港、一部のマップの指令センター*4以外を、ワンパスもしくはツーパスでの占領することが期待されます*5こういう機種のため、対地目標の占領ポイントを覚える、各マップにおける対地目標の配置を覚える、拠点への侵入ルートを覚える、対地兵装のリロードを待たずに必要な占領ポイントを取得するための対地目標の壊し方を覚えることは必須です。
最後に、攻撃機のもう一つ重要な仕事として相手攻撃機の排除があります。ただし、相手攻撃機をひたすら追い回せという意味ではありませんし、それが難しい機体*6もあります。

  

2-6 爆撃機

爆撃機のグレード条件は図8の通りです。

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図8 爆撃機のグレード条件

 爆撃機のグレード条件と役割、覚えることについては、攻撃機と同じです*7攻撃機と比較すると、爆弾以外の対地攻撃に有効な手段を持たない代わりに、速度性能と高度性能が高いです。
ただし爆弾4発を搭載するタイプの爆撃機では、ワンパスで取れない拠点も存在します(4発搭載タイプは、リロードが早い)。攻撃機と異なり爆弾以外の対地攻撃手段を持たないため、リロード中はなるべく拠点範囲から出ると良いでしょう。8発搭載タイプだと、ほぼすべての拠点をリロード無しで占領することが可能です*8

 

3 まとめ

今回はマップ攻略ではなく、戦闘機、重戦闘機、マルチロール機、攻撃機爆撃機の役割についてまとめました。あくまでも基本的な部分のみですし、個別の機体を扱う上でのノウハウではありません。また、個別の機体を見ていくと、重戦闘機なのにマルチロール機寄りの性能であったり、マルチロール機なのに戦闘機寄りの機体などもあります。ですが、機種の役割を大きく逸脱する機体は無いと思います。
たまに前方機銃で対地攻撃しかしていない戦闘機や重戦闘機、対空戦闘しかしていない攻撃機などを見かけます。自分の使っている機種(機体)の役割はどういったものかを把握して戦いましょう。

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*1:レアケースである。例えば、戦闘機を使っている際に、あと20ポイントで拠点占領出来るが拠点範囲内に空中目標は居ないという状況。このときに丸目標が1個だけ残っている20ポイント以上の地上目標を破壊して占領することで、本来期待されていない役割でも戦況に貢献できる場合はある。繰り返して言うが、レアケースである。

*2:このゲームでは、空中目標と敵機の二つの表現が使われている。空中目標とは防衛機、爆撃小隊、相手チーム機体の全てを意味する。敵機とは相手チーム機体のみを意味する。

*3:むしろ戦闘機のような対空特化型機体で当たると勝つのが難しいマップまである。

*4:多島海と北部橋頭保はワンパスで高ポイント地上目標を破壊できない

*5:相手からの占領妨害が無かった場合。占領妨害を行われると対地兵装が足りなくなる。

*6:L-2、IL-2(t)、IL-8、IL-20の大口径砲は、空中目標に当てるのが非常に難しい

*7:さすがに相手攻撃機の排除は仕事では無い。無いが、勝ち確定状態になったら爆弾を相手攻撃機に当てるゲームをすることはある。

*8:2021.8.17現在、私はソ連爆撃機は使用していない。後部機銃を使って効率的に占領する方法などがあるかもしれないので、実際に使ってる方に聞いたり、youtubeなどにアップロードされている動画を参考にすると良いだろう。