World of Warplanes マップ攻略ブログ

Wargaming社が運営するオンライン対戦ゲーム World of Warplanesの攻略ブログです。

マップ攻略:台地 奇襲

1 はじめに

マップ攻略の第27回目、「台地 奇襲」です。
ティア5-10のマップであり、ティア5がトップで当たることは無かったと思います(私の記憶が正しければ)。このマップは、対地機体が主役と言っても過言ではありません。しっかりと対地目標の配置を覚えましょう。

f:id:kou1983_2:20220206002846j:plain

図1 台地 奇襲

 2 マップの概要と攻略

2-1 攻略の概要

まずは攻略の考え方を確認しましょう。図2は拠点配置になります。

f:id:kou1983_2:20220206002921j:plain

図2 マップ概要

採掘施設2個、指令センター2個、駐屯地1個の合計5拠点のマップです。そして配置されている拠点は、5拠点中の4拠点が対地攻撃が必須の拠点となっています*1。このため、戦闘機、重戦闘機、対空特化型マルチロール機は、非常に難しい判断を迫られます。そして、相手プレイヤーに上手い対地機体が居た場合や相手チームにのみプレイヤー対地機体がいる場合は、ひっくり返すことが相当難しいほどの一方的な試合になることが多いです*2空港が無いマップですので、途中で乗り換えも出来ません。

このマップの場合、どこが重要な拠点であり奪い合いになるという考え方よりは、各拠点の役割と全体の状況を把握することが重要だと思います*3。各拠点の役割は、図3にまとめました。

f:id:kou1983_2:20220206004103j:plain

図3 各拠点の役割

各拠点マークの下に役割を記載しました。文字が赤に近い色であるほど重要度が高いと思います。ただし、この重要度も味方にプレイヤー操作の対地機体が居るかどうかでも変わります。また、いくら重要度が高いとはいえ、戦闘機が初動で採掘施設に行ってもできることはありません*4

このため、対地機体は採掘施設と指令センターの占領を考える、対空機体は指令センターと駐屯地の占領を考えるというのが基本になると思います。特に指令センターは対空機体と対地機体が協力しないと占領しにくい拠点です。マップをよく見て、味方が占領した拠点を防衛することが勝利につながるのか、相手が占領した拠点に攻め込むのが勝利につながるのかをよく考えましょう。その際には、相手がどのように分布しているかだけではなく、爆撃小隊はどのように飛んでいるのか(相手も味方も含めて)、指令センターを占領したなどの場合、爆撃小隊はどこに飛ぶのかなども予想に含めます。配置されている拠点を見ればわかる通り、どの拠点も爆撃小隊5機全てが辿り着いてしまうと占領されます*5。つまり爆撃小隊が飛んでいった場合、2-3機は撃墜しないと占領されてしまうと意識しておくと良いと思います。そのうえで、その拠点を守るのか、その拠点は一度捨ててでもほかの拠点を攻めるまたは守る方が良いのかを判断していくことになります。

拠点の役割を把握したところで、どのように戦略を立てるかです。これはマッチングにも因りますが、基本的には2通りだと思います。ひとつめは採掘施設の占領を中心に考える戦略、ふたつめは指令センターの占領を中心に考える戦略です。私は、採掘施設を中心にする戦略は味方チームにプレイヤー操作の対地機体が居る場合に(自分で使っている場合も含む)、指令センターを中心にする戦略は味方チームにプレイヤー操作の対地機体が居ない場合に採ることが多いです。

まずは指令センターを中心にする戦略です。これは、BOT対地機体だけに採掘施設の占領を任せていると時間がかかってしまいますし、何より相手チームからの横やりが入る可能性が大きいです。そして、自分が対地能力のない機体や低い機体を使用していた場合、採掘施設の占領に必要な占領ポイントを能動的に取得することが不可能です。ですが、指令センターを占領して、爆撃小隊を相手に占領された採掘施設に飛ばすことは可能です*6。以前の記事でも何度か話題にしましたが、初動に限って言うならば拠点占領の順番を調整することで爆撃小隊の向かう先をある程度コントロールすることも可能です。図4は、拠点占領の順番と爆撃小隊の向かう先を大雑把に示したものです。拠点占領のタイミングによっては誘導できないこともありますが、狙ってみる価値はあります。

f:id:kou1983_2:20220206051304j:plain

図4 拠点占領の順番と爆撃小隊の飛行ルート

紫色で示したものは相手チームの占領行動順と爆撃小隊を、緑色で示したものは味方チームの占領行動順と爆撃小隊を示しています。理想的なのは図4下段左かと思います。逆に困るのが図4上段右です。相手に南西の指令センターを占領されずに爆撃小隊を迎撃できれば相当に有利になります。ですが、爆撃小隊を迎撃しつつ指令センターを守るのは、なかなかに難しいです。最悪、重要拠点を全て相手に奪われる可能性も出てきます。

逆に自分が対地機体を使用しているなら、採掘施設を中心とした戦略を取ります。基本的に爆撃機にしろ攻撃機にしろ、拠点防衛能力はありません。もちろん、爆撃小隊を迎撃する能力もです*7。ですが、対地攻撃が占領するために重要になる採掘施設を積極的に攻略することが可能です。もちろん、対地と対空で協力しなければ落としにくい指令センターもです。このため、自分自身で積極的に採掘施設を落としていく方向で考えます。ただし、採掘施設をいの一番に落としてしまうと、図4上段右の状態になる場合が多いように感じます。爆撃小隊の迎撃は不可能ですが、自分自身で採掘施設を落とせることを踏まえ、仮に採掘施設が相手に取られたとしてもすぐに取り返すことを前提としています。

どちらの戦略を取るとしても、勝つためには採掘施設の維持が必要になります。そして、その維持を行いやすくするために指令センターが必要になります。

 

次に、対地機体の初期配置についてです。

このマップはリスポーン地点が2つあります。ほとんどの場合は2つのリスポーン地点に爆撃機2機、攻撃機2機という形で配置されます(図5)。ですが、稀に採掘施設近くのリスポーン地点に対地機体3機がまとまることがあります*83機まとめて配置されると、採掘施設の占領が非常に速いです。この場合は重戦闘機やマルチロール機で採掘施設に対地攻撃を行わず、一気に相手側の指令センターまで攻めてしまうのも手です*9。対地攻撃で20ポイント以上取れる機体であれば、理論上は中立の指令センターを単機占領することが可能です*10。味方の配置もよく見て戦略を立てるのが良いと思います。

2022/2/7 追記:採掘施設側に対地機体4機が纏めて配置されることもあるようです。

f:id:kou1983_2:20220206054622j:plain

図5 対地機体の配置数

 

2-2 進軍ルート解説

それでは、進軍ルートです。BOTの動きですが、トレーニングモードにて、戦闘機2機、マルチロール機4機、重戦闘機2機、攻撃機2機、爆撃機2機で編成して試しています。このマップでは、ティア8にて試しました。数回の施行ですが、BOTの動き方の参考になるかと思います。

f:id:kou1983_2:20220206054912j:plain

図6 初動

プレイヤーがBOTへ指示を出さなかった場合、各機種ごとに以下のように動くことが多いようです。

 

・戦闘機

駐屯地へ1機、指令センターへ1機向かうことが多いようです。

 

・重戦闘機

初期スポーン地点から近い指令センターへ向かうことが多いようです。採掘施設側に配置された場合、採掘施設上空を突っ切って相手側指令センターへ向かうため、採掘施設の対空砲でダメージを負ってしまいます。

一番最悪なパターンは、味方側指令センターに2機突っ込んだ場合です。BOTは、なぜか対地攻撃を行った後に空戦に移ろうとするため、防衛機と対空砲にボッコボコにされます*11。放っておくと、こちらでいくら占領ポイントを稼いでも巻き戻され、そのうちに相手チームの機体が到着してしまいます。

対策としては、味方BOT重戦闘機を囮にして防衛機を落とす、重戦闘機よりも先に拠点に入って、ヘイトを分散させるくらいしか思いつきません。

 

・マルチロール機

駐屯地に1-2機、スポーン地点から近い指令センターに0-3機向かいます。飛行ルートは重戦闘機と同様です。

 

・対地機体

基本的に指令センターに1機、採掘施設に3機向かいます。爆撃機攻撃機がどちらのリスポーン地点に配置されるかはランダムのようです。指令センターに近いリスポーン地点に2機配置された場合、1機が採掘施設へ向かい、もう1機が味方スポーン地点近くの指令センターに向かいます。指令センター側に配置されたのが攻撃機だった場合、採掘施設への到着がかなり遅いです。

稀に爆撃機1機が相手スポーン地点近くの採掘施設に飛んでいくこともありますが、相手の占領が著しく遅くない限り、到着したころには占領されてます。攻撃機が初動で相手側の採掘施設に向かう状況は、トレーニングモードで試した限りでは見られませんでした。

 

まとめると、BOTの初動は以下の通りです。

  • 初期スポーン地点近くの指令センターに対地機体1、対空機体2
  • 駐屯地に対空機体2-3
  • 初期スポーン地点近くの採掘施設に対地機3
  • 相手側スポーン地点近くの指令センターに対空機体2-3

自分や味方プレイヤーの使用機種と合わせて考えて、指令センターと駐屯地、どちらが先に欲しいかでBOTへ拠点攻撃指示を出した方が良いように思います。

 

初動後の状況ですが、図7のような場合が多いかと思います。

f:id:kou1983_2:20220206062147j:plain

図7 初動後の状況

近い採掘施設は味方が占領、近い指令センターは味方が占領したか中立、駐屯地はどちらかのチームが占領しているという状況です。初動で占領状態がどうなっているかにも因りますが、初動後は図8のように動くようです。

f:id:kou1983_2:20220206062913j:plain

図8 初動後の動き

基本的に爆撃機は採掘施設から駐屯地を経由して採掘施設へ、攻撃機は味方側の採掘施設から相手側の指令センター、または味方側の指令センターから相手側の採掘施設へ向かうことが多いようです。味方側の指令センターが取れていなかった場合、爆撃機1機が味方側採掘施設から味方側指令センターに動くようです。

そして重戦闘機とマルチロール機は、指令センターと駐屯地に向かってくるようです。重戦闘機の場合は、爆撃機を見かけたら爆撃機に食いつきます。ここからは、状況を見つつ戦うことになります。対空機体を使っている場合は、爆撃小隊を含む対地機体を指令センターか採掘施設に無事に送り届けることを意識すると良いでしょうし、対地機体を使っているならば、いかに相手BOTやプレイヤーからヘイトを受けない(見つかり難い)ルートで移動するかがを意識すると良いと思います。

ティアが高くなってくると、どれだけ自分の仕事をきっちりできるかが非常に重要です。そのためにも、なるべく無駄な戦闘を避けてHPを温存し、拠点に入ることが重要になります*12

HPを温存した対地機体をフリーにしてしまった場合の一例が、以下の動画です。正直、プレイヤーの使用機体にティア格差がある試合を例に出してもって思わなくもないですが、このマップで対地機体をフリーにするとこれだけ暴れまわるという例だと思ってご覧ください。

 

youtu.be

 

2-3 拠点の地上目標の配置

各拠点の地上目標の配置についてです。地上目標の種類ごとに色違いの枠で囲みました。攻略する際のご参考にどうぞ。
各拠点の画像は、図10の矢印を付けた方向から撮影しました。

f:id:kou1983_2:20220206064609j:plain

図9 撮影方向

・採掘施設(東)

f:id:kou1983_2:20220206064635j:plain

図10 採掘施設(東)の地上目標配置一覧

濃い青が20ポイント(高高度用対空砲)、黄色が30ポイント、オレンジが50ポイント、赤が80ポイントです。

・採掘施設(西)

f:id:kou1983_2:20220206064748j:plain

図11 採掘施設(西)の地上目標配置一覧

濃い青が20ポイント(高高度用対空砲)、黄色が30ポイント、オレンジが50ポイント、赤が80ポイントです。

 

・指令センター(北東)

f:id:kou1983_2:20220206064827j:plain

図12 指令センター(北東)の地上目標配置一覧

黄色が15ポイント(高高度用対空砲)、紫が15ポイント(低高度用対空砲)、薄い青が20ポイント(低高度用対空砲)、濃い青が20ポイント(高高度用対空砲)、緑が20ポイント(丸6個)、オレンジが30ポイント、赤が50ポイントです。

 

・指令センター(南西)

f:id:kou1983_2:20220206064951j:plain

図13 指令センター(南西)の地上目標配置一覧

黄色が15ポイント(高高度用対空砲)、紫が15ポイント(低高度用対空砲)、薄い青が20ポイント(低高度用対空砲)、濃い青が20ポイント(高高度用対空砲)、緑が20ポイント(丸6個)、オレンジが30ポイント、赤が50ポイントです。

 

・駐屯地(中央)

f:id:kou1983_2:20220123135320j:plain

図8 駐屯地(中央)の地上目標配置一覧

黄色が15ポイント(テント4個)、薄い青が20ポイント(低高度用対空砲)、濃い青が20ポイント(高高度用対空砲)、緑が20ポイント(テント8個)、赤が30ポイントです。

 

2-4 注意すべき機体

ティア6-9の注意すべき機体を書いておきます。ティア10は、尖った部分の性能を十全に使われると、格下の機体ではどうしようも無いくらいに蹂躙されます。プレイヤー操作であれば特に要注意です*13

ティア6

  1. XP-54 イベント報酬機体。37ミリ2門に12.7ミリ2丁の装備だが、かなり良く当たる。そのうえ、曲がらないマルチロールより曲がる、加速がティア7レベル、最適速度が700km/hを超える、高度も上から数えた方が早いと、なんでティア7じゃないの?と不思議に思う機体。基本的にマラソンミッションをクリアした人が乗ってるので、中身も強いことが多い。最近のアップデートで、ティア7戦に放り込まれる確率が上がった機体。
  2. F4U-1 20ミリ4門にロケット8発。速い、火力ある、当てやすいと結構良い機体。ついでにエンジンパワーも高いので、最適高度をオーバーしても直線飛行だけなら可能。降下して速度を乗せるためにも、無理矢理高度を取ってしまうのも手。
  3. Yak-9 Yak-7のティア6バージョン。見かけたら落としておくのが良い。
  4. Me 410 火力、速度、高度、どれをとっても非常に高い強力な機体。ティア6の重戦闘機はこれで良いんじゃないか?って機体だったのだが、その座をXP-54に奪われた。ただし、30ミリ2門、20ミリ2門、7.92ミリ2丁の火力は高い。ロケット弾を4発積んでいる分、XP-54よりは対応力があるとみることも出来る。
  5. Do 217 M 機体を使い捨てることになるが、低空爆撃すると強い。爆弾8発装備なので、空港と滑走路以外は1機で占領可能。
  6. Fw 190 A-5 マルチロール機と言い張っている重戦闘機。扱いも重戦闘機と同様で良い。対地兵装も40ポイントは取得できるだけ積んでいるため、対地攻撃も絡めて戦うと良い。速度保持は悪い。そして縦旋回が非常に遅い。
  7. Spit.V DB605 課金機体。ドイツに鹵獲されたSpitfier Vという設定。Spitfierの機体性能そのままに2000mまで上がれるようになった。ただし、エンジンがよく壊れる。1試合で2回、3回壊れることもある。
  8. Tornado 特別パイロットを乗せてると強い。ロケット弾は6発という微妙な数。全体的にHurricane IIの正当進化。
  9. Ki-102 57ミリ1門、20ミリ2門、爆弾2発。57ミリは高い確率でどこかしら壊してくるので注意。機動性はティア6重戦闘機で最高である(XP-54と同じ)。ちなみに、私は使ってないので相手にしたときの印象。
  10. A6M5 ティア6のゼロ戦。特別パイロットを乗せるとかなり強い。旋回性能をさらに上げるか、通常パイロットと同じ旋回性能で速度を上げている場合が多い。そもそも特別パイロット自体がマラソンミッションの報酬なので、クリアして取得した人が使っているというのもある。
  11. Ki-61 中高度機。1500mまでが最適高度。日本機だから高度上げれないだろうと思ってると痛い目にあう。機首装備なのもあるのか、20ミリの命中率が良い。ただし、特別パイロットを乗せたA6M5に食われた感はある。
  12. IL-2(t) IL-2に後部機銃が付いたバージョン。
  13. Pe-2 M-82 Pe-2の進化型。ソ連爆撃機は使用してないので、あくまでも相手にしたときの感想。
  14. La-5 中高度機。Spitfierよりも若干旋回性能は低いが、ロールが早い。武装も20ミリ3門ではあるが、十二分な火力がある。ここからのLa系の機体の特徴だが、最高最適高度を超えても性能の低下が緩やか。使ってみると意外と使いやすい。コイツにも特別パイロットがいる。

ティア7

  1. XP-75 課金機体。あまり見かけないが、12.7mmを10丁装備している。射程こそ短いものの、かなりの攻撃力がある機体。ティア7重戦闘機としてみると、HPはそれほど高くない。旋回性能は、ティア7重戦闘機でトップ(13.1秒)。
  2. F4U-4 F4U-1を順当に強化した機体。ティア7機体は、総じて強い。
  3. P-51D 12.7mmを6丁装備しているマスタング。ティア6と違い火力があるので注意。ただし、射程は短い。
  4. B-32 絨毯爆撃してくる上に全身に12.7mmの防御機銃を装備している要塞。前方機銃の12.7mmよりも威力が高いうえに、射程も強化無しで700mある。重戦闘機であっても、HP差を考えて攻撃しないと返り討ちにされる。
  5. Yak-9U Yak-9のティア7バージョン。見かけたら落としておくのが良い。
  6. IL-10 ソ連攻撃機にしては速度、機動性が良好な代わりに、耐久力がやや低い機体。とはいえ、攻撃機として文句は無いレベルの耐久力はある。対地兵装はIL-8と同様なので対地火力も高い。積極的に仕掛けるものではないが、前方兵装が23mm4門のため、相手を選べば空中目標を落とすことも可能。
  7. Tu-1 課金機体。Yakを重戦闘機にした感じ。旋回性能と速度性能はティア7重戦闘機で最低だが、耐久力はトップ(700HP)。ブースト時間は長い。
  8. Ju 288 A 機体を使い捨てることになるが、低空爆撃すると強い。威力5000の爆弾8発装備なので、空港と滑走路以外は1機で占領可能。
  9. Bf 109 Z 30mm4門を装備した重戦闘機。ドイツ重戦闘機なのに旋回性能も悪くない(14.4秒)。HPはティア7重戦闘機で最低。
  10. Ki-84 疾風。高度1800mと、日本機とは思えないくらい高いところに行ける。機動性もSpitfireと同じ。30mm2門と20mm2門が強力。
  11. Typhoon Tornadoを順当に進化させた機体。20mmの射程も威力も伸びている。ロケット弾も8発装備になるので、20ポイント地上目標を2個破壊できるだけの装備になった。
  12. VB 10 課金機体。ヨーロッパ諸国の機体のため、国籍変更が出来る。20mm4門と12.7mm6丁を装備しているので火力が高い。旋回性能もティア7重戦闘機No.2(13.5秒)。
  13. Spitfire XVI バージョン2.1.12で追加されたプレミアム機体。ツリー機体のSpitfire IXと比べると、こちらの方がロールが早くて最高最適高度が100m低い。だが、この機体の真価はそこではない。翼内砲のくせに良く収束する機銃、最適高度が黄色からでもスッと加速するブースト性能、2000m以下ならば格闘戦できてしまうエネルギー保持の良さ、2000-2400mでも意外と動ける意味不明な高度適性。もっとも、高度適性は落とし穴でもある。速度が乗ってしまうものだから、ついつい上に追いかけてしまい、相手の目論見通りに吊り上げを食らってしまう。私もこの前やった。

ティア8

  1. J 21RB 課金機体。あまり見かけないが、単機で採掘施設を占領できるレベルで対地能力が高いらしい(愛用者に聞いた話)。
  2. XF5U パンケーキ、可愛い。もちろんかわいいだけじゃなく、強力な機銃と重戦闘機にしては良好な機動性があるため注意。特に失速速度は格闘機並みに低いため、失速させることを狙ってはいけない機体。
  3. P-82B 課金機体。12.7mmを14丁装備しているため、火力がとんでもなく高い。ただし射程は短い。対地火力もそこそこある。
  4. B-29C ミッションクリアの報酬機体。ミッション期間は終了しているため、入手方法が無い。今までの例を見ると、たまにプレミアムショップに並ぶ。絨毯爆撃してくる上に全身に12.7mmと後部に20mmの防御機銃を装備している要塞。前方機銃の12.7mmよりも威力が高いうえに、射程も強化無しで700mある。重戦闘機であっても、HP差を考えて攻撃しないと返り討ちにされる。
  5. XP-58 課金機体。前方兵装は37mm4門で火力が高い。何よりもティア8で後部機銃を持っているため、後ろをとったからと言って安心してはいけない機体。しかも意外と後部機銃も痛い。
  6. P-80A 課金機体。Vampire F.1のアメリカ版のような性能。こちらの方が巡航速度がちょっとだけ遅く、最大降下速度はちょっとだけ早い。旋回性能は、Vampire F.1がちょっとだけ早い。最高最適高度は2200m。機銃は12.7mmだが、ティア9のFJ-1に近い性能。12.7mmの例にもれず、射程は短い。
  7. IL-20 対地目標絶対壊すマン。前方兵装を対空目標に向かって撃つときは、当たったらラッキーくらいの感覚でいるのが良い。後部機銃は、同ティア戦闘機くらいなら返り討ちにできるくらい強力。
  8. RB-17 課金機体。1回6発の爆弾を3回落とせる。3回と聞くと微妙な気分になるが、リロード時間が素で40秒と短い。後部機銃も強力で速度もある。
  9. Tu-10 後部機銃が強力。高ティア対地機体はどの機体も防御銃座が強力なため、返り討ちにされないように注意。爆弾のリロードは拡張パーツ無しで35秒と早いものの、装填数は4発。
  10. Ju 288 C ティア8なので、高ティア爆撃機nerfを免れた機体。低空爆撃すると強い。威力5000の爆弾8発装備なので、空港と滑走路以外は1機で占領可能。
  11. Ho 229 ミッションクリアの報酬機体。ミッション期間は終了しているため、入手方法が無い。今までの例を見ると、たまにプレミアムショップに並ぶ。高い速度、高い高度、連射力の高い長距離30mmと、フォッケウルフルートのティア8であるTa 152の上位互換。個人的には、ティア9機体を使っているとき以外は相手にしたくない。
  12. BV P.210 当てにくい。空対空ロケット持ちなので、ヘッドオンするときは注意。空対空ロケットは、拡張パーツ無しだと60秒でリロードが完了する。
  13. J7W1 震電。旋回時間トップだった海軍戦闘機ルートだったが、マルチロール機に路線変更される。30mm4門の火力は非常に高いため、基本的にヘッドオンしてはいけない機体。攻撃機の天敵。
  14. J8M ロケットエンジンで早い。こいつを追いかけるのは時間の無駄。速さと最高最適高度以外の機体性能は高くない。
  15. Vampire F.1 ミッションクリアの報酬機体。こいつのミッションはいつでもできる。めんどくさいと感じるミッションはトークンで飛ばすことも可能。ミッションは、コジェドゥーブなどの運が絡む勲章以外はそれほど難しくない。このため、所有者は多い。最高最適高度は1600mと高くないが、ジェットエンジンのためブーストが残っている間は2000mオーバーでも戦える。
  16. JL-1A-37 課金機体。ソ連ティア9のMiG-9に近い攻撃力。速度も高く、最適高度も高い。ティア8機体というよりも、ティア9では無い機体。

ティア9

  1. F2H ティア9重戦闘機でトップの機動性、射程が長く当てやすい20mm、速度も高いと、かなりの高性能機体。瞬間火力だけはティア9重戦闘機で最低(継続火力まで考えれば、ティア9重戦闘機として不満は無い)。むしろこいつよりも瞬間火力の高い戦闘機やマルチロール機もいる。対地火力はあまり高くない。
  2. F-94D バルカン砲の砲台。1門でDPS800をたたき出すので、ダメージを出しやすい。空対空ロケットを装備している。ドイツの空対空ロケットよりも1発あたりの火力が高く、リロード時間が長い。ただし、機体性能は低いため扱いにくい。火力が高いことに注意する機体。
  3. Me 262 HG 2 速度、高度、火力、どれをとっても不満の無い機体。爆弾と空対空ロケットを同時に装備できる。30mm4門に加えて空対空ロケット装備なので、ヘッドオン厳禁。爆弾は装備するプレイヤーと外すプレイヤーがいるが、空対空ロケットだけは装備した方が良い(ロケット弾装備による速度低下よりも、ロケット弾を撃てるメリットが大きいため)。
  4. Antonov M ミッションクリアの報酬機体。ミッション期間は終了しているため、入手方法が無い。今までの例を見ると、いつかはプレミアムショップに並ぶだろうと予想している。ミッション期間中にプレミアムショップで購入したプレイヤーを除けば、基本的にめんどくさいミッションをクリアしたプレイヤーが使っている。このため、中身が強いことが多い。旋回時間8.6秒は、ティア9の最高値。
  5. Yak-19 低空旋回番長。間違っても1400m以下でこいつと格闘戦してはいけない。高ティアにおけるゼロ戦とイメージすると良いと思う。
  6. Me P.1092 バランス良好なドイツ戦闘機。20mm4門はこのゲームの20mmの中でも最高性能に近く、オーバーヒートこそ早いものの強力。左クリックを押しっぱなしにしてはいけない機体。重戦闘機では相手にしたくない機体。
  7. Ju 287 ティア9と10の爆撃機nerfで、今までよりは弱くなった。ただし、今でも十分脅威。特に1000kg爆弾は威力、爆発範囲ともにとても高く、地上目標の配置によっては1発で2個の地上目標を壊すことも可能。弱点としては相手拠点の駐屯地の占領がやりにくいこと。爆弾は4発装備のため、1回のリロードでは占領しきれない。今までは爆弾4発で対地攻撃、後部機銃で防衛機を撃破というやり方もできたが、今は難しい。
  8. P.228 ドイツのHG2と似通った性能。HG2よりも対地攻撃能力が高く、速度は若干低い。30mmに関してはドイツとイギリスは一長一短。DPSと発射速度はドイツが上だが、射程と弾速はイギリスが上。もちろん30mm4門装備の機体のため、ヘッドン厳禁。

 

3 終わりに

今回はマップ「台地 奇襲」について考えてみました。対地機体が非常に重要になるマップです。高ティアまでマッチングするマップは、こういった対地機体が居ないと勝つのが非常に難しいマップが多いです。拠点を取りつつ、味方チームの対地機体をなるべく無傷で重要拠点に送り届けることにも意識を割くと良いと思います。そのためにも、マップをよく見ましょう。

 

この記事に使用した画像はウォーゲーミングジャパン株式会社が権利を所有する著作物を利用しております。また、画像は説明のために切り抜き、書き込みなどの改変したものがあります。© Wargaming.net

 

*1:相手チームの機体が拠点範囲内に居なかった場合

*2:特に相手チームにのみ対地機体が居る場合、プレイヤー対地機体をフリーにするとどうしようもなくなることが多い。

*3:単純に得られる資源から見た重要拠点は採掘施設である。ただし、採掘施設も爆撃小隊が5機とも到着してしまうと相手に占領されてしまう。このため、味方の攻め手を増やせるという観点から見れば、指令センターが重要ともとれる。

*4:繰り返しになるが、拠点範囲内で相手チーム機が居るなら話は別である。特に初動で味方スポーン地点近くの採掘施設に相手チーム機が来る可能性はかなり低い。逆に言えば、重戦闘機やマルチロール機でいきなり高度を下げても安全である。通常であれば空戦できる相手が居るところで高度を下げてしまうとどうしようも出来なくなることが多いが、安全が確保されているなら別である。特に採掘施設は高高度用対空砲しか配置されていない。

*5:爆撃小隊の到着時に必要な占領ポイント分の対地目標が無かった場合を除く。

*6:指令センターは相手に占領された拠点に爆撃小隊を飛ばす(中立には飛ばさない)。だが、爆撃小隊をどこに飛ばすのか、これをプレイヤーが指示することはできない。そして、ふたつの指令センターが同じ拠点に爆撃小隊を飛ばすことはない。また、爆撃小隊を飛ばす拠点が決定したら、その拠点の占領状態が変わるまで何度も爆撃小隊を飛ばす。この性質を利用して、ある程度爆撃小隊を飛ばす拠点を誘導することは可能である。

*7:ドイツティア10のMe P.1102 Bであれば、十分なブーストの残り時間があることと周りに敵機が居ないという条件を満たせば、爆撃小隊の迎撃は可能である。だが、正直積極的にやることではない。

*8:あくまでもトレーニングモードで試した範囲での話である。そして、3機まとめて配置される頻度は、あまり高くなかったような印象であった。

*9:ただし、リスポーンしたBOTはリスポーン地点から近い拠点に攻めることが多い。この際に、指令センターを守るのか、それとも爆撃小隊を1回飛ばしてくれればOKとしてほかの拠点を攻める(一時的に指令センターを囮にする)のかは、全体の状況と使用機種による。指令センター1個を守るために、相手に2個も3個も拠点を占領されたら本末転倒であるし、指令センターを守り切れれば勝てるのであれば、指令センターと相手リスポーン地点の間に防衛線を張るのも手。拠点範囲外であれば落とされても痛くはないことが多い。

*10:防衛機3機から占領ポイント120、残り20ポイントを地上目標から取得する。もちろん、あくまでも理論上の話。当然のことだが、相手チームの方が目標とする指令センターまでは距離が近い。相手チームの機体が入っていないことはあり得ないし、味方チームの到着までに占領ポイントを稼げていないという状況も無い。

*11:正直、来ないでくれって思ってしまうレベル。。。

*12:対地機体では特に重要である。

*13:最低限、ここに挙げた機体は覚えた方が良い。一番良いのは、全部覚えること。