World of Warplanes マップ攻略ブログ

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マップ攻略:台地 砂嵐

1 はじめに

マップ攻略の第30回目、「台地 砂嵐」です。
ティア5-10のマップであり、ティア5がトップで当たることは無かったと思います(私の記憶が正しければ)。対地機体の動きがカギになるマップです。対空機体は、如何に対地機体が動きやすい状況を作るかが重要になります。片方のチームにのみプレイヤー操作の対地機体が居た場合、かなり負ける確率が高くなってしまいます。特にもう片方のチームにプレイヤー対地機体を迎撃できる機体が居なかった場合は、勝つことがかなり難しくなります。そういう意味では、対地機体の責任が非常に重いマップです。しっかりと練習し、手早く採掘施設を取れるようにしましょう。

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図1 台地 砂嵐

 2 マップの概要と攻略

2-1 攻略の概要

まずは攻略の考え方を確認しましょう。図2は拠点配置になります。

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図2 マップ概要

採掘施設2個、駐屯地1個、空港2個の合計5拠点のマップです。重要拠点は採掘施設です。その採掘施設を占領しやすくするために、空港が重要になります。ということで、各拠点の役割は、図3の通りになります。

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図3 各拠点の役割

図3の通り、空港を占領することで相手側の初期スポーン地点近くの採掘施設へ味方対地機体を投入しやすくなります。また、中央の駐屯地を占領することで、採掘施設から採掘施設へと動く対地機体を捕捉しやすくなります。味方が動く際には、採掘施設へ向かう際に経由する駐屯地で余計なダメージを受けなくてよくなる効果もあります。

重戦闘機やマルチロール機は、タイミングにもよりますが、採掘施設を単機で占領できるだけの対地兵装は無いです。それこそ、重爆装なHornetやP.1056でも、対地兵装で取得できる占領ポイントは、50ポイント x 2個、20ポイント x 1-2個くらいが上限かと思います*1。基本的には、爆撃機攻撃機が壊し残した地上目標を仕上げて占領ポイントを取ることを頭に置いておきましょう。そういう意味でも、味方の対地機体は採掘施設の往復をしやすい状況を作り、相手の対地機体は採掘施設の往復をしにくい状況を作ることが重要になります。そして、これは対空機体の役割です。

では、これらを踏まえたうえで図4をご覧ください。対空機体、対地機体が各拠点にいった場合、どのような狙いと効果があるのかをまとめました。薄い青と緑の実線矢印が対空機体の動きを、濃い青が対地機体の動きを、緑の破線矢印は対地機体と対空機体の両方を表しています。青チーム視点で記載していますので、赤チーム側で考える場合には、スポーン地点から近い拠点と遠い拠点を反転して考えてください。

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図4 攻撃対象とする拠点

まずは緑の破線矢印から行きましょう。狙いとしては、相手側の採掘施設を占領する、またはその妨害となります。ただし、間に合わないことがほとんどです。間に合えばかなりの戦果を挙げることができますが、ハイリスクハイリターンな賭けです。個人的には、初動の段階からそんな賭けに出る必要はないと思います。

次に青の破線矢印です。狙いとしては、空港の占領を支援して通り過ぎ、相手側採掘施設を占領、または妨害するということになります。ハッキリ言って対地機体の速度では妨害が間に合いません。もう少し正確に言うと、妨害が間に合っても大した時間は稼げません。対地機体の移動速度は、基本的に遅いです。これをやるくらいなら、近い採掘施設を確実に占領、そのあとロック時間に墜落、味方が占領した空港からリスポーンし、相手に占領された採掘施設を攻撃しに行った方が良いです。味方スポーン地点近くの採掘施設が取れず、相手はスポーン地点近くの採掘施設をとれたという状況になってしまうと、相手にのみ80ポイントの資源ボーナスが入るという状況になってしまいます。この動きをするなら、対空機体でやるべきです。今回の実例動画は、私が軽戦闘機、味方プレイヤーが攻撃機を使っていたものを付けます。見ていただければ一目瞭然ですが、相手側のプレイヤーが一枚落ちであるにもかかわらず、妨害は間に合いませんし、拠点占領にも時間がかかってしまっています。ここまで長い時間、対地機体が遊兵化するリスクを取ってまで採用する戦略では無いです。空港は前方機銃で壊せる目標が多いから戦果を稼ぎやすいと考えた方。自分の戦果とチームの勝利、どちらが重要なのか考えることを強くお勧めします。

次に濃い青の実線矢印です。対地機体でこのマップに当たった際には、スタンダードな戦略かと思います。このマップの採掘施設はどちらのチームでスタートしても、30、80、30と直線的に壊していくことが可能です。開始直後であれば、対地兵装はフルであるはずです。ティア5のドイツ爆撃機とティア10以外のソ連爆撃機は2パス必要になりますが、リロード時間自体は短いためそれほど苦にならずに占領できるはずです*2。そのあとは、駐屯地経由で相手側採掘施設を取りに行く、もしくは採掘施設のロック時間中に一度墜落、味方が占領するであろう空港からリスポーンして相手側採掘施設に向かうとなると思います。

次は薄い青の実線矢印です。対空機体でこのマップに当たったのであれば、最もスタンダードな戦略です。味方対地機体のために、相手側採掘施設を占領するための前線基地を確保することを狙います。相手チームの機体も妨害しに来ますが、ほとんどの場合は相手チームの到着までに占領できると思います。そのあとは、駐屯地を取りに行って視界を確保する、相手側採掘施設に飛び込んで占領妨害を行う、どちらでもよいです。状況をよく見て、どちらがチームの利になるのかを判断しましょう。

次に緑の実線矢印です。これは相手が味方側採掘施設を攻略するための前線基地確保を妨害することが狙いです。成功するか失敗するかは微妙なところです。マッチングを確認して、味方チームが味方の前線基地を確保してくれそうであれば、狙ってみるのも悪くない手だと思います。逆に味方チームにそこまで求めるのは難しいと思われる場合は*3、スタンダードな戦略を取った方が良いと思います。

最後に薄い青の破線矢印です。駐屯地を攻略し、採掘施設から採掘施設、空港から空港と動く相手を捕捉するための視界確保が狙いになります。相手にやられると意外と面倒な状況になることがあるものの、私は初動で狙うことが少ないです。空港を取ってから向かっても十分に間に合いますし、相手がそこで守るようなら放っておいて相手に取られた空港を取り返しに行くことが多いです。どちらにせよ、攻めやすく守りにくい拠点です。どこまで優先するかは状況と相談することになると思います。

 

以上のことを踏まえたうえで、次項ではBOT機の動きを加味してどういう進軍ルートを取ればよいかを考えます。

 

2-2 進軍ルート解説

それでは、進軍ルートです。BOTの動きですが、トレーニングモードにて、戦闘機2機、マルチロール機4機、重戦闘機2機、攻撃機2機、爆撃機2機で編成して試しています。このマップでは、ティア8にて試しました。数回の施行ですが、BOTの動き方の参考になるかと思います(図5)。プレイヤーがBOTへ指示を出さなかった場合、各機種ごとに以下のように動くことが多いようです。

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図5 BOT機の初動

・戦闘機

初期スポーン地点近くの空港へ0-2機、遠い空港に0-1機、駐屯地に0-1機向かうことが多いようです。

 

・重戦闘機

初期スポーン地点近くの空港へ0-1機、遠い空港に0-1機、駐屯地に0-1機向かうことが多いようです。

 

・マルチロール機

初期スポーン地点近くの空港へ0-2機、遠い空港に0-2機、駐屯地に0-2機向かうことが多いようです。遠い空港に向かう際には、採掘施設を経由していきます。そこで対地攻撃してから向かった場合には、遠い空港に到着するのが遅れます。

 

・対地機体

近い採掘施設に2-4機、遠い採掘施設に0-2機向かいます。まれに爆撃機が2機とも遠い採掘施設に向かってしまう場合があります。この場合はハズレBOTと思っても良いと思います。逆に近い採掘施設に4機とも入ってくれた場合。この場合はかなりの速度で占領してくれます。プレイしている感覚だと、近くの採掘施設に攻撃機2機、爆撃機1機の合計3機、遠い採掘施設に爆撃機1機と割り振られることが多い印象です。

 

まとめると、BOTの初動は以下の通りです。

  • 駐屯地、空港2個にそれぞれ2機ずつ(マルチロール機、重戦闘機、戦闘機)
  • 近い採掘施設に対地機体2-4機。3機の場合が多い。
  • 遠い採掘施設には爆撃機1機が向かう場合が多い。

重戦闘機やマルチロール機を使用していた場合、20ポイント地上目標を2個壊せるだけの対地兵装があるなら、初動で近い採掘施設に向かうのもアリです。20ポイント2個で40ポイント、ほとんどの場合で向かってくるであろう相手爆撃を拠点範囲内で撃墜して60ポイント。これで合計100ポイントになります。残りの40ポイントは味方対地機体に祈るしかないとしても、悪くない占領支援です。ただし、マルチロール機の場合は相手爆撃機の機種をちゃんと確認しましょう。アメリ爆撃機の場合は硬さと防御銃座がつらく、ドイツ爆撃機の場合は迎撃できる高度を飛んでくれない場合が多いです。ソ連爆撃機の場合は低めの高度で飛んでくれることが多いため、ちょっと無理すればやれなくもないとなります。

 

初動の後ですが、図6の通りです。対地機体は採掘施設 → 駐屯地 → 採掘施設と往復することを考えます。移動途中で撃墜されたなら、空港からのリスポーンです。対空機体は、対地機体がこの動きを行いやすいように支援することが第一です。空港を占領、維持して相手が味方採掘施設に到着する頻度を減らす、駐屯地を占領して味方が通行する際に無駄にHPを削られないようにする、相手が採掘施設に入ってしまったならそれを迎撃するなどです。

基本的には、図6の矢印で示した移動ルートを対地機体が安全に通れるようにする状況を作ることが、このマップでの勝ちにつながると思います。空港を確保して前線基地を維持するって考えのもとに空港にガン籠りするのは、一番の下策です*4

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図6 初動以降

 

では、実例動画です。youtube live の一幕ですので、かなりゲンナリしながらプレイしている様が見られます。また対地機体が空港 → 遠くの採掘施設と動いた場合、どれだけの期間遊兵化しているかもご理解いただけるかと思います。相手のトップティア重戦闘機が開始直後に試合放棄したにも関わらず、試合序盤は相手にのみ採掘ボーナスが入る状況となりました。重要な拠点を取りやすい時に取っておく、これを行わなかったがために、序盤がかなり拮抗したことがわかるかと思います。

 

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2-3 拠点の地上目標の配置

各拠点の地上目標の配置についてです。地上目標の種類ごとに色違いの枠で囲みました。攻略する際のご参考にどうぞ。各拠点の画像は、図7の矢印を付けた方向から撮影しました。

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図7 撮影方向

 

・採掘施設(東)

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図8 採掘施設(東)の地上目標配置一覧

濃い青が20ポイント(高高度用対空砲)、黄色が30ポイント、オレンジが50ポイント、赤が80ポイントです。

・採掘施設(西)

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図9 採掘施設(西)の地上目標配置一覧

濃い青が20ポイント(高高度用対空砲)、黄色が30ポイント、オレンジが50ポイント、赤が80ポイントです。

 

・駐屯地

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図10 駐屯地の地上目標配置一覧

黄色が15ポイント(テント4個)、薄い青が20ポイント(低高度用対空砲)、濃い青が20ポイント(高高度用対空砲)、緑が20ポイント(テント8個)、赤が30ポイントです。

 

・空港(南)

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図11 空港(南)の地上目標配置一覧

黄色が15ポイント、紫が15ポイント(低高度用対空砲)、薄い青が20ポイント(高高度用対空砲)、緑が0ポイント(回復施設)、赤が35ポイントです。

 

・空港(北)

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図12 空港(北)の地上目標配置一覧

黄色が15ポイント、紫が15ポイント(低高度用対空砲)、薄い青が20ポイント(高高度用対空砲)、緑が0ポイント(回復施設)、赤が35ポイントです。

 

2-4 注意すべき機体

ティア6-9の注意すべき機体を書いておきます。ティア10は、尖った部分の性能を十全に使われると、格下の機体ではどうしようも無いくらいに蹂躙されます。プレイヤー操作であれば特に要注意です*5

ティア6

  1. XP-54 イベント報酬機体。37ミリ2門に12.7ミリ2丁の装備だが、かなり良く当たる。そのうえ、曲がらないマルチロールより曲がる、加速がティア7レベル、最適速度が700km/hを超える、高度も上から数えた方が早いと、なんでティア7じゃないの?と不思議に思う機体。基本的にマラソンミッションをクリアした人が乗ってるので、中身も強いことが多い。最近のアップデートで、ティア7戦に放り込まれる確率が上がった機体。
  2. F4U-1 20ミリ4門にロケット8発。速い、火力ある、当てやすいと結構良い機体。ついでにエンジンパワーも高いので、最適高度をオーバーしても直線飛行だけなら可能。降下して速度を乗せるためにも、無理矢理高度を取ってしまうのも手。
  3. Yak-9 Yak-7のティア6バージョン。見かけたら落としておくのが良い。
  4. Me 410 火力、速度、高度、どれをとっても非常に高い強力な機体。ティア6の重戦闘機はこれで良いんじゃないか?って機体だったのだが、その座をXP-54に奪われた。ただし、30ミリ2門、20ミリ2門、7.92ミリ2丁の火力は高い。ロケット弾を4発積んでいる分、XP-54よりは対応力があるとみることも出来る。
  5. Do 217 M 機体を使い捨てることになるが、低空爆撃すると強い。爆弾8発装備なので、空港と滑走路以外は1機で占領可能。
  6. Fw 190 A-5 マルチロール機と言い張っている重戦闘機。扱いも重戦闘機と同様で良い。対地兵装も40ポイントは取得できるだけ積んでいるため、対地攻撃も絡めて戦うと良い。速度保持は悪い。そして縦旋回が非常に遅い。
  7. Spit.V DB605 課金機体。ドイツに鹵獲されたSpitfier Vという設定。Spitfierの機体性能そのままに2000mまで上がれるようになった。ただし、エンジンがよく壊れる。1試合で2回、3回壊れることもある。
  8. Tornado 特別パイロットを乗せてると強い。ロケット弾は6発という微妙な数。全体的にHurricane IIの正当進化。
  9. Ki-102 57ミリ1門、20ミリ2門、爆弾2発。57ミリは高い確率でどこかしら壊してくるので注意。機動性はティア6重戦闘機で最高である(XP-54と同じ)。ちなみに、私は使ってないので相手にしたときの印象。
  10. A6M5 ティア6のゼロ戦。特別パイロットを乗せるとかなり強い。旋回性能をさらに上げるか、通常パイロットと同じ旋回性能で速度を上げている場合が多い。そもそも特別パイロット自体がマラソンミッションの報酬なので、クリアして取得した人が使っているというのもある。
  11. Ki-61 中高度機。1500mまでが最適高度。日本機だから高度上げれないだろうと思ってると痛い目にあう。機首装備なのもあるのか、20ミリの命中率が良い。ただし、特別パイロットを乗せたA6M5に食われた感はある。
  12. IL-2(t) IL-2に後部機銃が付いたバージョン。
  13. Pe-2 M-82 Pe-2の進化型。ソ連爆撃機は使用してないので、あくまでも相手にしたときの感想。
  14. La-5 中高度機。Spitfierよりも若干旋回性能は低いが、ロールが早い。武装も20ミリ3門ではあるが、十二分な火力がある。ここからのLa系の機体の特徴だが、最高最適高度を超えても性能の低下が緩やか。使ってみると意外と使いやすい。コイツにも特別パイロットがいる。

ティア7

  1. XP-75 課金機体。あまり見かけないが、12.7mmを10丁装備している。射程こそ短いものの、かなりの攻撃力がある機体。ティア7重戦闘機としてみると、HPはそれほど高くない。旋回性能は、ティア7重戦闘機でトップ(13.1秒)。
  2. F4U-4 F4U-1を順当に強化した機体。ティア7機体は、総じて強い。
  3. P-51D 12.7mmを6丁装備しているマスタング。ティア6と違い火力があるので注意。ただし、射程は短い。
  4. B-32 絨毯爆撃してくる上に全身に12.7mmの防御機銃を装備している要塞。前方機銃の12.7mmよりも威力が高いうえに、射程も強化無しで700mある。重戦闘機であっても、HP差を考えて攻撃しないと返り討ちにされる。
  5. Yak-9U Yak-9のティア7バージョン。見かけたら落としておくのが良い。
  6. IL-10 ソ連攻撃機にしては速度、機動性が良好な代わりに、耐久力がやや低い機体。とはいえ、攻撃機として文句は無いレベルの耐久力はある。対地兵装はIL-8と同様なので対地火力も高い。積極的に仕掛けるものではないが、前方兵装が23mm4門のため、相手を選べば空中目標を落とすことも可能。
  7. Tu-1 課金機体。Yakを重戦闘機にした感じ。旋回性能と速度性能はティア7重戦闘機で最低だが、耐久力はトップ(700HP)。ブースト時間は長い。
  8. Ju 288 A 機体を使い捨てることになるが、低空爆撃すると強い。威力5000の爆弾8発装備なので、空港と滑走路以外は1機で占領可能。
  9. Bf 109 Z 30mm4門を装備した重戦闘機。ドイツ重戦闘機なのに旋回性能も悪くない(14.4秒)。HPはティア7重戦闘機で最低。
  10. Ki-84 疾風。高度1800mと、日本機とは思えないくらい高いところに行ける。機動性もSpitfireと同じ。30mm2門と20mm2門が強力。
  11. Typhoon Tornadoを順当に進化させた機体。20mmの射程も威力も伸びている。ロケット弾も8発装備になるので、20ポイント地上目標を2個破壊できるだけの装備になった。
  12. VB 10 課金機体。ヨーロッパ諸国の機体のため、国籍変更が出来る。20mm4門と12.7mm6丁を装備しているので火力が高い。旋回性能もティア7重戦闘機No.2(13.5秒)。
  13. Spitfire XVI バージョン2.1.12で追加されたプレミアム機体。ツリー機体のSpitfire IXと比べると、こちらの方がロールが早くて最高最適高度が100m低い。だが、この機体の真価はそこではない。翼内砲のくせに良く収束する機銃、最適高度が黄色からでもスッと加速するブースト性能、2000m以下ならば格闘戦できてしまうエネルギー保持の良さ、2000-2400mでも意外と動ける意味不明な高度適性。もっとも、高度適性は落とし穴でもある。速度が乗ってしまうものだから、ついつい上に追いかけてしまい、相手の目論見通りに吊り上げを食らってしまう。私もこの前やった。

ティア8

  1. J 21RB 課金機体。あまり見かけないが、単機で採掘施設を占領できるレベルで対地能力が高いらしい(愛用者に聞いた話)。
  2. XF5U パンケーキ、可愛い。もちろんかわいいだけじゃなく、強力な機銃と重戦闘機にしては良好な機動性があるため注意。特に失速速度は格闘機並みに低いため、失速させることを狙ってはいけない機体。
  3. P-82B 課金機体。12.7mmを14丁装備しているため、火力がとんでもなく高い。ただし射程は短い。対地火力もそこそこある。
  4. B-29C ミッションクリアの報酬機体。ミッション期間は終了しているため、入手方法が無い。今までの例を見ると、たまにプレミアムショップに並ぶ。絨毯爆撃してくる上に全身に12.7mmと後部に20mmの防御機銃を装備している要塞。前方機銃の12.7mmよりも威力が高いうえに、射程も強化無しで700mある。重戦闘機であっても、HP差を考えて攻撃しないと返り討ちにされる。
  5. XP-58 課金機体。前方兵装は37mm4門で火力が高い。何よりもティア8で後部機銃を持っているため、後ろをとったからと言って安心してはいけない機体。しかも意外と後部機銃も痛い。
  6. P-80A 課金機体。Vampire F.1のアメリカ版のような性能。こちらの方が巡航速度がちょっとだけ遅く、最大降下速度はちょっとだけ早い。旋回性能は、Vampire F.1がちょっとだけ早い。最高最適高度は2200m。機銃は12.7mmだが、ティア9のFJ-1に近い性能。12.7mmの例にもれず、射程は短い。
  7. IL-20 対地目標絶対壊すマン。前方兵装を対空目標に向かって撃つときは、当たったらラッキーくらいの感覚でいるのが良い。後部機銃は、同ティア戦闘機くらいなら返り討ちにできるくらい強力。
  8. RB-17 課金機体。1回6発の爆弾を3回落とせる。3回と聞くと微妙な気分になるが、リロード時間が素で40秒と短い。後部機銃も強力で速度もある。
  9. Tu-10 後部機銃が強力。高ティア対地機体はどの機体も防御銃座が強力なため、返り討ちにされないように注意。爆弾のリロードは拡張パーツ無しで35秒と早いものの、装填数は4発。
  10. Ju 288 C ティア8なので、高ティア爆撃機nerfを免れた機体。低空爆撃すると強い。威力5000の爆弾8発装備なので、空港と滑走路以外は1機で占領可能。
  11. Ho 229 ミッションクリアの報酬機体。ミッション期間は終了しているため、入手方法が無い。今までの例を見ると、たまにプレミアムショップに並ぶ。高い速度、高い高度、連射力の高い長距離30mmと、フォッケウルフルートのティア8であるTa 152の上位互換。個人的には、ティア9機体を使っているとき以外は相手にしたくない。
  12. BV P.210 当てにくい。空対空ロケット持ちなので、ヘッドオンするときは注意。空対空ロケットは、拡張パーツ無しだと60秒でリロードが完了する。
  13. J7W1 震電。旋回時間トップだった海軍戦闘機ルートだったが、マルチロール機に路線変更される。30mm4門の火力は非常に高いため、基本的にヘッドオンしてはいけない機体。攻撃機の天敵。
  14. J8M ロケットエンジンで早い。こいつを追いかけるのは時間の無駄。速さと最高最適高度以外の機体性能は高くない。
  15. Vampire F.1 ミッションクリアの報酬機体。こいつのミッションはいつでもできる。めんどくさいと感じるミッションはトークンで飛ばすことも可能。ミッションは、コジェドゥーブなどの運が絡む勲章以外はそれほど難しくない。このため、所有者は多い。最高最適高度は1600mと高くないが、ジェットエンジンのためブーストが残っている間は2000mオーバーでも戦える。
  16. JL-1A-37 課金機体。ソ連ティア9のMiG-9に近い攻撃力。速度も高く、最適高度も高い。ティア8機体というよりも、ティア9では無い機体。

ティア9

  1. F2H ティア9重戦闘機でトップの機動性、射程が長く当てやすい20mm、速度も高いと、かなりの高性能機体。瞬間火力だけはティア9重戦闘機で最低(継続火力まで考えれば、ティア9重戦闘機として不満は無い)。むしろこいつよりも瞬間火力の高い戦闘機やマルチロール機もいる。対地火力はあまり高くない。
  2. F-94D バルカン砲の砲台。1門でDPS800をたたき出すので、ダメージを出しやすい。空対空ロケットを装備している。ドイツの空対空ロケットよりも1発あたりの火力が高く、リロード時間が長い。ただし、機体性能は低いため扱いにくい。火力が高いことに注意する機体。
  3. Me 262 HG 2 速度、高度、火力、どれをとっても不満の無い機体。爆弾と空対空ロケットを同時に装備できる。30mm4門に加えて空対空ロケット装備なので、ヘッドオン厳禁。爆弾は装備するプレイヤーと外すプレイヤーがいるが、空対空ロケットだけは装備した方が良い(ロケット弾装備による速度低下よりも、ロケット弾を撃てるメリットが大きいため)。
  4. Antonov M ミッションクリアの報酬機体。ミッション期間は終了しているため、入手方法が無い。今までの例を見ると、いつかはプレミアムショップに並ぶだろうと予想している。ミッション期間中にプレミアムショップで購入したプレイヤーを除けば、基本的にめんどくさいミッションをクリアしたプレイヤーが使っている。このため、中身が強いことが多い。旋回時間8.6秒は、ティア9の最高値。
  5. Yak-19 低空旋回番長。間違っても1400m以下でこいつと格闘戦してはいけない。高ティアにおけるゼロ戦とイメージすると良いと思う。
  6. Me P.1092 バランス良好なドイツ戦闘機。20mm4門はこのゲームの20mmの中でも最高性能に近く、オーバーヒートこそ早いものの強力。左クリックを押しっぱなしにしてはいけない機体。重戦闘機では相手にしたくない機体。
  7. Ju 287 ティア9と10の爆撃機nerfで、今までよりは弱くなった。ただし、今でも十分脅威。特に1000kg爆弾は威力、爆発範囲ともにとても高く、地上目標の配置によっては1発で2個の地上目標を壊すことも可能。弱点としては相手拠点の駐屯地の占領がやりにくいこと。爆弾は4発装備のため、1回のリロードでは占領しきれない。今までは爆弾4発で対地攻撃、後部機銃で防衛機を撃破というやり方もできたが、今は難しい。
  8. P.228 ドイツのHG2と似通った性能。HG2よりも対地攻撃能力が高く、速度は若干低い。30mmに関してはドイツとイギリスは一長一短。DPSと発射速度はドイツが上だが、射程と弾速はイギリスが上。もちろん30mm4門装備の機体のため、ヘッドン厳禁。

 

3 終わりに

今回はマップ「台地 砂嵐」について考えてみました。対地機体が動きやすい状況を作る、これにつきます。逆に対地機体がBOT機しかいない場合、かなり判断が難しく成るマップです。ティア5がトップティアでマッチングするマップまでは、ある意味で軽戦闘機が主役とも言えます。ですが、ティア6がトップティアでマッチングするようになってからは、対地機体の重要度、脅威度が格段に上がります。これはマップデザインもそうですし、機体の能力的な面でもそうです。

そして、どのマップでもそうですが、自分の機体で取りやすい拠点をさっさと取ってしまう、これは非常に重要です。対空機体の方が占領適性が高い拠点は対空機体が確実に占領する、対地機体の方が占領適性が高い拠点は対地機体がきっちり占領する。各機種ごとの仕事をきっちりとこなしましょう。

 

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*1:そういう意味では、中立の採掘施設でまず対地兵装を使う。それから相手の対地機体の迎撃を行い、対地兵装のリロードが終わった段階で相手の採掘施設に攻撃を仕掛けるというのもアリ。

*2:逆に出来ないなら要練習。戦闘開始を押してプレイするのが練習ではない。トレーニングモードで自分に都合の良い状態にして、そこで確実に占領できるようにすることが練習である。自分に都合の良い状況でできないことは、ほかに考えることが沢山出てくる実戦では、ほぼ確実に出来ない。

*3:自分以外のプレイヤー機が対地機体である場合や、自分が対地機体を使用している場合など。

*4:勝ち負けよりも個人の戦果が大事だというならば、やればよい。このマップの場合、駐屯地か空港に籠っているのが、もっともパーソナルポイントを稼ぐことができる。個人的にはそういう人向けにこのブログを書いてはいないが。

*5:最低限、ここに挙げた機体は覚えた方が良い。一番良いのは、全部覚えること。