World of Warplanes マップ攻略ブログ

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マップ攻略:古い要塞 側面迂回

1 はじめに

マップ攻略の第二回目、古い要塞の危険地帯です。

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図1 古い要塞 側面迂回

 

ここもティア1-3までがマッチングするマップですよね。少なくとも私はティア4でここに当たった記憶はありません。そして、さっさと通過してしまうために忘れ去られてしまうマップでもあります。
第一回目の危険地帯と同様に「リスポーン地点の選択」ということを学ぶ意味では、なかなか良いかと思います。リスポーン地点の選択ということだけに目を向けると、他のマップにも応用が効きます。第一回でも述べました通り、考え方は危険地帯と同様です。

 

2 マップの概要と攻略

2-1 攻略の概要

まずは攻略の考え方を確認しましょう。図2は拠点配置になります。

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図2 マップ概観

両チームとも、スポーン地点側に駐屯地が3個配置されています。そして遠くに滑走路が1個です。このマップも危険地帯と同様に、滑走路を占領することで中央の駐屯地へ素早く到着できるようになります(図3)。

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図3 リスポーン地点の確保
中央は一見すると初期スポーン地点から近く見えるが、最短距離で向かおうとすると山を越えなければならない。山を越えないルートだと、かなり迂回しないとならない。

中央の駐屯地は、よく見ると山に囲まれた部分に設置されています。初期スポーン地点からでもさほど距離は離れていませんが、最短距離だと一度高度を上げて山を越える必要があり、高度を上げないで向かおうとすると山を迂回する必要があります。これがどういう効果を生むかといえば、図4の3つの拠点を維持しやすくなります。

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図4 拠点を維持しやすくなる

相手に中央の駐屯地を占領されたとしても、滑走路から奪還要員を送り込みやすくなる。

相手が先に中央の駐屯地を占領したとしても、滑走路から増援を送り込みやすい状況になります。駐屯地は占領しやすい拠点です。逆に言えば守りにくい拠点です。相手が中央を守るならば空港からどんどん増援を送り込んで磨り潰せますし、東の駐屯地に攻め入ったり滑走路を取りに来るようであれば、中央の駐屯地には相手機が少なくなるということです。どんどん中央を取り返し易くなります。もちろん、初期スポーン地点近くの駐屯地を相手に取られることもあります。そうなったら、初期スポーン地点からリスポーンして取り返しましょう。
今回の攻略の肝は、滑走路と中央の駐屯地を占領することで、相手が戦場へ到着する時間を長くすることにあります(図5)。そうです。第一回目の危険地帯と考え方は同じです。

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図5 相手の通行を阻害する
黄色の2拠点を抑えることで、相手の通行を阻害する。

それでは、次は対空機体、対地機体の動きについて考えてみます。

 

2-2 対空機体の場合

対空機体(戦闘機、重戦闘機、マルチロール機)の場合は、図6のように進軍するのが良いかと思います。

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図6 対空機体の進軍ルート
基本的には滑走路を抑えるルート

東の駐屯地から滑走路までは移動距離が長いものの、取れれば効果は絶大です。特に攻撃機などの足の遅い機種には、中央の駐屯地へ進軍するための良い足がかりになると思います。滑走路を確保するためにも、足の速い機体は特に早めに滑走路へ向かうと良いかと思います。具体的には、Ao 192、P-23、Ki-5、Ki-10あたりでしょうか。正直なところ、リスポーン地点近くの駐屯地で防衛機を1機撃墜。そのまま滑走路に向かっても良いくらいかと思います。滑走路を確保したあとは、図4の3拠点を維持するために状況に応じて動けば良いかと思います。もちろん、中央の駐屯地に相手機が多すぎるようであれば、西の駐屯地に狙いを変更するのもアリです。相手が戦力を減らした拠点は占領しやすいですからね。
ただし!駐屯地から滑走路と強行軍で進みますので、HPが少なくなってしまう場合があります。そうなった場合は、無理に拠点占領や防衛を行わず拠点範囲外で一度墜落してリスポーンしたり、拠点の範囲外に逃げれる場所で戦うようにしましょう。拠点範囲内で自分が落とされると相手に占領ポイントを渡してしまいます。

2-3 対地機体の場合

次に対地機体(攻撃機爆撃機)です。一応爆撃機とも書きましたが、SBはこのマップに当たるのかな?申し訳ないですが、そこはちょっとわかりません。個人的にはこのマップで爆撃機を相手にしたことは無かったような気がしますが。
対地機体の場合、対空機体とは少し違う動きになるかと思います。個人的には図7のように動くのが良いかと思います。

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図7 対地機体の進軍ルート

基本的には水色の矢印で良いと思う。黄色は攻撃機にとっては移動距離が長すぎる。

基本的には、中立拠点や相手拠点の駐屯地にどんどん攻め入りましょう。それこそ、相手初期スポーン地点近くの駐屯地にもです。ある程度動き方がわかっている相手プレイヤーであれば放置するでしょうが、相手プレイヤーが相手初期スポーン地点近くの陣地防衛に動いてくれれば儲けものです。相手プレイヤーが攻撃機にかまってくれるようであれば、その分他の3拠点に対する攻撃力が減ります。このティア帯のBOTはかなり弱く設定されています。相手プレイヤーが守りに入ってくれている間に、3拠点を占領して資源量で引き離してしまえば良いです。ついでに拠点を占領出来れば言うことなしですが、それはさすがに望みすぎです(欲張って負けたこと、何度もありますw)。
基本的に低ティアの攻撃機は占領のアシスト役です。ティアが上がった際の対地攻撃の練習と割り切りましょう。ティア4あたりまでに対地攻撃の感覚をつかんでおくことが大事です。

2-4 相手チームから見た場合

さて。今度は、この攻略が上手く進んだ際の状況を相手チーム視点で見てみることと、その対処を考えてみます。こちらが東の駐屯地と滑走路を占領出来ている場合ですね。これは図8のようになると思います。

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図8 相手チームから見た場合
駐屯地で生き残った相手と一度落とされた相手の進軍ルートは赤で示した。
中央の駐屯地が相手に取られた場合の進軍ルートはオレンジで示した。

相手チームがもっとも嫌なのは、3拠点占領状態にされて資源量で突き放されることです。まずは占領拠点数2対2の状態にしようと中央の駐屯地に来るでしょう。仮に中央の駐屯地が相手チームに占領されているとすれば滑走路と東の駐屯地です。
最初に中央が中立か味方拠点の場合。これは中央に来る相手と、西の駐屯地を経由して滑走路の奪還にくる相手に分かれるでしょう。何故迂回するかといえば、初期スポーン地点から直線で滑走路に向かった場合。これは滑走路到着までにHPを削られます。HPを失った状態で滑走路に到着しても、それほど占領には貢献できないでしょう。移動中にHPを失うことを避けようとすれば、安全地帯である自軍拠点を通るしかありません。滑走路と中央の駐屯地を占領することで相手の移動を阻害できるというのは、こういう考え方に基づいています。これの対処ですが、簡単です。滑走路と中央を守れば良いです。一番良いのは、拠点範囲の外で仕掛けて、こちらに対処しなければHPを削られるか落とされる、こちらは落とされても拠点範囲の外なので痛くも痒くもないって状況にすることです。このティア帯の防衛機は全く頼りになりません。ですがHPを削ってから拠点に引き渡せば、対空砲で落としてくれる可能性もあります。また、HPが少ないことで相手も大胆な行動には出にくいと思います。
次に中央を相手に取られている場合。滑走路に向かう相手と東の駐屯地に向かう相手に分かれるでしょう。相手プレイヤーが対空機体の場合、まず間違いなく滑走路に来ると思います。相手としては、3拠点状態を維持されることの次に嫌なのが滑走路を取られっぱなしであることでしょうから。相手は中央を抑えているわけですから、滑走路さえ押さえてしまえば、味方チームが行おうとした戦略を相手にやり返されるはめになります。これの対処は少々難しいです。まず、相手プレイヤーと自分にプレイスキルの差が大きい場合。相手が大幅に上手い場合ですね。これは滑走路を放棄して相手拠点を取りに行くか、数で押しつぶせるようなら押しつぶしてしまうかしかないです。最初の戦略は投げ捨てて、拠点占領時間勝負に持ち込むしかないでしょうね。勝てない相手とは無理に戦わない。拠点優位で勝つという考え方も大事です。逆に相手よりも自分が大幅にプレイスキルで上だと考えられる場合。これは単純に守れば良いです。自分の空戦技術で対処できる相手かどうかの判断は、これまでに相手が稼いでいるパーソナルポイントであったり、キルログであったりを見て予想しましょう。
ただし、初期戦略が上手くハマった場合でもハマらなかった場合でも勘違いしてほしくないことがひとつ。私は滑走路にひたすら籠れとは言ってません。滑走路を守りつつ他の拠点も攻略しましょう。相手に滑走路を占領されたら即座に奪還に動くとか、他の拠点を攻めている場合でも滑走路を守れそうなら守りに戻るとか、対空機体を使っているなら滑走路を中心に動きましょうということです。

3 まとめ

今回はマップ「古い要塞 側面迂回」について考えてみました。それでは、ここまでのことをまとめます。長々と書きましたが、対空機体でも対地機体でも相手には戦場に到達する時間を長くする、味方は戦場に到達しやすくするという観点から攻略していくのが良いと思います。そのために滑走路を確保しましょう。滑走路を確保し続けるのが難しいようなら、拠点占領数で優位を作ることに戦略を変えると良いかと思います。

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